中国で驚いたこと。それは現金を使わないこと。

Ⅰはじめに

留学が始まって4カ月目が間もなく終わろうとしている。留学する前のイメージが実際に留学してみると違ったことはあった。留学する前にも中国に来た事は数回あったが、来るたびにイメージが更新されている。2014年に上海、2016年に重慶に行った。訪れた年や訪れた場所がイメージに大きく左右されているかも知れない。

Ⅱ留学する前

中国に来る前のイメージは、テレビで報道されているイメージだったり、教科書に載っているイメージだったり、同級生にいる中国人のイメージでしか中国という国がどんなものか推測出来なかった。そのため当時は、発展途上国、漢字の国、パンダがいる国、万里の長城が有名などの情報でしか想像出来ず未知であった。
2014年に上海に来た時は、発展途上国というイメージが無くなるくらい実際の上海は経済発展している印象が強かった。ビルが沢山あり、夜景が美しかった。人口が多いからなのかどの建物も高い。
2016年に重慶に来た時は、人が優しい印象が強かった。道に迷っていたら案内してくれたり、買いたい物を代わりにネットで購入してくれたりした。街でも重たい荷物を持って階段を上っている人がいたら力がある男性が代わりに持ってあげているところを見た。また、上海と比べて店内ではなく屋外で食事をすることが多かった。

2014年、上海の景色

2016年、重慶の景色

Ⅲ留学してみて気づいたこと

北京に留学してみて、一番印象的だったのが現金を使わないことである。コンビニや飲食店、映画館、バス、タクシーなど全て携帯で支払うのが主流である。2016年重慶にいる時、携帯で支払う人もいたが現金で支払う人もいた。今や現金で払う人を見たことがなく時代の変化が速いと感じた。また、重慶にいる時は見たこともないシェア自転車が北京では街中にあるのが当たり前の光景になっている。新しい物を次々と取り入れていることが分かる。

アプリからタクシーを予約し携帯から支払う

シェア自転車が置かれている

Ⅳ終わりに

上記の通り、中国に来て初めて気づいたことが沢山あった。人の優しさなどは実際中国に来てみないと感じる機会は少ない。日本と中国は隣国で近い存在ではあるが、実際行って自分の目で確かめないと本当の姿は分からないと気付いた。(山﨑千咲 北京大学 2019年)

ABOUT US
Ryohei ISHIZUKA京都府日中友好協会 青年委員会青年委員長
日本の最大手通信キャリアに勤務の後、中国系通信キャリアの日本法人に転職。現在は企業向けのグローバル人材育成を支援する会社でコンサルタントとして勤務。 また、若者のキャリア構築に関心があり、勉強している認知科学を応用したコーチング理論を勉強しており、これまで延べ100名以上のキャリアサポートを行なった実績があります。 内閣府主催「日本・中国青年親善交流」事業における2020~2023年研修講師を担当。2024年には日本・中国青年親善交流事業に参加。