留学では人との出会いが重要。人に頼ろう

Ⅰはじめに

留学中に様々な人と出会い色々な経験を通して私自身成長がすることが出来たと感じる。留学前と前期が終わった後では、少なからずの変化があった。生活面、語学面、心情面など含めてどのように変わっていったのかを振り返って述べていく。

Ⅱ留学前(8月)

留学前は、友人もおらず不安な気持ちしかなかった。語学力も十分ではなかった。中国語で書かれている文字はある程度読めたが、中国語で話しかけられても対応することが出来なかった。相手が言っていることの大半が聞き取れず、稀に少し聞き取れて話をしても、発音が悪く相手に伝えることが難しかった。そんな私が一人で留学の手続きをして生活できるか心配ではあった。従って少しでも不安を取り除くために中国についてネットや本で調べ、学校に到着したら何をすべきなのかは詳細に調べた。

III 留学中(9月~12月)

中国に到着して、北京大学のシャトルバスに乗り、その時に初めて日本人の友人ができ、その友人と北京大学内とその周辺に何があるのかを探索していた。また寮に着くと留学前の壮行会で知り合った方とも仲良くなり、情報交換ができた。寮の管理人に一通り寮について説明を受けたが聞き取れず完全に理解は出来なかったが、日本人の友人に教えてもらった。銀行の口座開設や入学手続きについてもお互い戸惑ったが協力して無事終わらすことができた。
また、中国人との出会いが無く日中交流会のイベントに参加した。イベントでは中国人と話すが、お互い住んでいる場所が遠いこともありイベント以外で会うことはなかった。
授業が始まり、教科書は読めるが先生が言っていることが全く聞き取れない状況であった。先生に質問しても伝わらず、更に先生の言葉が聞き取れず日本人に解説をしてもらっていた。同じクラスの韓国人の一人と仲良くなりバドミントンを一緒にした時に、『こんにちは』と日本語を習っている中国人の一人が話かけてきて仲良くなった。その出会いがきっかけで、ご飯を一緒に食べたりバドミントンや山に登ったりと今でも交流が続いている。また、二ヶ月後には1人でジョギングしたり映画館に行ったりもして1人行動にも慣れていった。

初日、入寮手続きをしている最中

 

日中交流会イベント

 

バドミントンをしている姿

 

 

 

 

 

Ⅳ 留学中(12月~2月)

12月に入ると授業が以前よりは聞き取れるようになった。先生にも質問を伝えることができ全ての単語が聞き取れる訳ではないが先生の言っていることが分かるようになった。中国人の友人と話していても最初の頃よりはスムーズに言葉が発せられるようになったと言われた。生活面でも、ネットの方が安いと気付いたため何でもネットで買うようになった。1人でできることが多くなり自信もついた。2月にHSKの試験に申し込んでいたが、中国国内で新型肺炎が広がったため試験は無くなり、一時帰国することになった。

Ⅴ 終わりに

前期を振り返って人との出会いが重要だと感じた。初めの入学手続きは1人では出来なかったように思える。入学手続き手順が書かれた紙には載ってないことも必要だったりしたからである。また、人と出会ったお陰で色んなアプリケーションの使い方を教えてもらい生活が便利になった。例えば、ネットで買い物を出来たりデリバリーを頼んだり中国のドラマを見ることができたりした。また、友人に勧められてあるカードを買った結果、色んな施設の割引が受けることができた。前期はとても充実した生活が過ごせた。後期は中国語に専念したい。(山﨑千咲 北京大学 2019年)

色んな施設が割引になるカード

ABOUT US
Ryohei ISHIZUKA京都府日中友好協会 青年委員会青年委員長
日本の最大手通信キャリアに勤務の後、中国系通信キャリアの日本法人に転職。現在は企業向けのグローバル人材育成を支援する会社でコンサルタントとして勤務。 また、若者のキャリア構築に関心があり、勉強している認知科学を応用したコーチング理論を勉強しており、これまで延べ100名以上のキャリアサポートを行なった実績があります。 内閣府主催「日本・中国青年親善交流」事業における2020~2023年研修講師を担当。2024年には日本・中国青年親善交流事業に参加。