渡航前の調査でイメージとのギャップは解消できる!
今月のテーマは自分の派遣大学の特徴や自慢ということだったので私の留学していた浙江大学について話していきたいと思います。
まず浙江大学がどこにあるのかというと浙江省の杭州市というところにあります。このことを中国にあまり詳しくない友人に話すと毎回ピンと来てない顔をされるため、その時は「上海の近くだよ!」というと皆だいたいわかってくれます笑 といっても上海は大都市で人や交通の行き来もかなり多いですが、杭州はどちらかというと自然も多く大学の近くに茶畑があったり、世界遺産の西湖を囲むようにして町の中心街があったりと、都会すぎず自然に囲まれている環境です。私にとってはこのような環境がとても居心地が良く感じ、半年を過ぎたころにはここで暮らせたら…とまで思うようにまでなっていました。
大学はというと、5つものキャンパスがある大きな大学で私たち留学生は大学院生と同じキャンパスで授業を受けています。実は私は一度杭州を訪問し、その際に浙江大学の本科生キャンパスを訪れたことがありました。その短い訪問期間の間に杭州の雰囲気に強く惹かれ一目惚れしたような感じで今回浙江大学を希望に出したのですが、後々留学生は本科生と違うキャンパスだと知り少しショックを受けたことを今でも覚えています。笑
浙江大学に留学したことについては全く後悔していませんが、キャンパスがいくつかある場合留学生はどのキャンパスで授業を受けるのかということは事前に調べておくべきポイントの一つだったと今振り返ると思います。というもの本科生と同じキャンパスの場合、日本語学科の授業を除きにいったり、本科生のサークル活動にも気軽に参加できたりします。私は最初、同じキャンパスの院生と交流することを考えましたが、同じキャンパスにいるというだけで院生と留学生との接点はほとんどなかったため、自分のキャンパスで学生と交流することは諦めバスで30分ほどの本科生キャンパスに通っていました。
また浙江大学はマンモス大学であり受け入れている留学生の数も多いため少し放任教育的な側面もあり、時には自ら動かないと必要な情報を得られないというようなこともありました。しかし私は留学を語学の向上のためだけでなく自分のチャレンジの場にもしたいと考えていたため、このような環境がちょうど良かったと思っています。自分でやるべきことを考え自分で調べて行動するという習慣をこの生活で身に着けられることができたと思っています。
留学に行く際は自分が何を身につけたいか、どういう目標を持って留学するのか、このことを事前に考えることは大学を選ぶうえで大切になってくると思います。目標や学びたいこと、どのような環境で勉強したいのかをよく考えたうえでぜひ自分の行きたい大学を選んでみてください!そのうえで浙江大学に興味を持った方は何でも聞いて下さればと思います。最後に浙江大学や杭州の様子を写真で紹介できたらと思っています。
これは大学の近くの茶畑にクラスで遠足に行ったときの写真です。
これは西湖の写真です。昼もきれいですが夕方の時刻は特に私のお気に入りです。
少し見えにくくて申し訳ありませんが、これが浙江大学の留学生キャンパスの正門です。
とても立派で最初見たときは感動してしまいました。(齋藤有沙 浙江大学 2019年)