雲南省の昆明市にある雲南大学に留学していました。「春の都」と呼ばれているくらい気候が年中穏やかでとても過ごしやすく、空気もとても綺麗な場所です。
雲南大学はキャンパスが二つに分かれており、私がいた昆明市の中心に属するキャンパスでは留学生と大学院生のみでした。本科生がいないのは、都市開発のために多くの大学を呈貢区に場所を移しているためです。中国人の学生が少ないのは残念でしたが、大学内だけでなく他で十分に出会える機会があったので問題なかったです。また、何より暮らしていた地域が栄えているので暮らすにはよい環境です。大学内に宿舎、スーパー、食堂、図書館という必要なものは揃っています。呈貢区にも行きましたが、今はまだ学校だけが建っていて周りは閑散としている状態でした。しかし、呈貢キャンパスはとても広く、私のキャンパスにあるものに加えて、美容院やケータイショップもありました。広すぎるので次の授業場所に行く際にバスやバイクを利用するという学生もいるそうです。
クラスは6つに分かれていて自分のレベルにあった所を、一週間の間に体験し選択していきます。留学生はヨーロッパとアジアの人が多い印象で、雲南省に近いタイ人とラオス人は特に多かったです。日本人はほとんどいないので日本人が少ない地域に行きたいと考えている人にはとてもおすすめできます。課外授業も多くあって、簡単に中国の文化を体験できて楽しかったです。私は水墨画と太極拳と陶芸の授業をとりました。
留学から帰ってきて振り返ってみると、良い環境で留学生活を送ることができたと感じます。行く前はあまり聞いたことがない地域だったので不安な気持ちが大きかったですが、挑戦してよかったです。(後藤真由子 雲南大学 2019年)