留学期間が4ヶ月を過ぎて感じた変化
北方工業大学への留学に来て4ヶ月が経過した。中国人との出会い方はさまざまであったが、最も長い時間を過ごしたのは、日本や日本語に興味のある中国人である。
北方工業大学では、中国語専攻の留学生と外国語に興味のある中国人の学生が相互学習するための言語パートナー制度がある。そして言語パートナーである中国人を通じて別の中国人を紹介してもらった。彼らは日本に興味があり、日本語もある程度話せるため、私の身に何か問題が発生した時はいつも彼らを頼っていた。この学期を通じて彼らと共に勉強したり、食事をすることが多かった。また、私はよくジムに通ったり、バスケットボールをしていたので、それらを通じて中国人と話す機会が多かった。やはり彼らの中国語を話すスピードは速く、私の話す中国語があまり上手ではないと分かると離れていく人もいた。しかし、失敗を恐れず話しかけることで、彼らからも話しかけてくれるようになった。
キャンパス内には中国人の学生が多くいる。しかし中国語専攻である私は、他の外国人留学生と交流する機会は多くても、彼らと交流する機会は少ない。来学期からはさらに自分から積極的にきっかけを作り、交流の幅を広げていきたい。
- 現在中国では新型肺炎が流行しており、北京でも感染者数が徐々に増加している。また、新学期開始日の延期も決定した。私は大学内の寮で生活しているので大学側の応急策を紹介する。
- 現在学校は閉鎖されており、外部の人間がキャンパス内に入ること、私たち学生がキャンパス外に出ることは禁止されている。
- キャンパス内(スーパーマーケットや食堂)への外出は認められているが、マスクの着用が必須で、外出時警備員に日時、外出目的、サインを所定の用紙に記入しなければならない。
- 毎朝、自身の体調に異常がないか阿姨に報告し、体温を計ってもらう。
主に上記が現在実施している応急策である。学校を閉鎖しているため人は少なく、キャンパス内を歩いていても、約8割の人がマスクを着用しているため比較的安全だと感じる。寮には20〜30人ほどの留学生がおり、お互い励まし合いながら生活している。今後も手洗い・うがい等の予防を徹底し、しっかりと健康管理をする。(小川一馬 北方工業大学 2019年)