復旦大学に留学する人必見!保険とネット手続きで気をつける2つのこと

中国に来てもう一か月が経ち、その間にたくさんのアクシデントにあいました。今回は来年度に復旦大学への留学を考えている方々に向けてレポートを書こうと思います。

留学を開始してすぐに困ったことはいくつもありました。その中でも、とくに生活にかかわると思ったことが「保険加入の支払い」「simとWi-Fiの契約」です。

【保険加入の支払い】
留学生は全員800元の保険に加入する必要があります。これは奨学金生も例外なく
支払う必要があり、この保険に加入しないと居留許可の申請に必要な「外国籍学生办
证申请函」という書類が大学からもらえません。

保険加入はWeChatアプリでできるので出国前に日本で済ませておくことも可能です。しかし、私はやり方がよくわからなかったので、入学手続きの際に併せて現地でやり方を教わりながら加入手続きをしようと思い、やらずに来てしまいました。その結果、最後の支払いの段階でVISA、JCB、マスターカードの三つの日本のクレジットカードが使うことができず、
どうすることもできない状況に陥りました。

この現象は私だけではなく他の日本人の留学生も同様に皆カードが使えなくなっていました。日本で手続きを済ませていた方々によると、日本では問題なくカードを使って支払いができていたとのことだったので、中国内で手続きをする際にだけ日本のカードが使えないのだと思います。

結局その場にたまたまいた中国の銀行口座を持っている日本人の方にWeChatで送金をしていただき、なんとか手続きを終えることができました。来年、復旦大学へ留学を考えている方は絶対に800元の保険の支払いを日本で済ませてから出国してください。

【SIMとWi-Fiの契約】
保険等の入学手続きを終えてから、私は大学外の携帯ショップへSIMカードを買いに行きました。留学前の奨学金説明会で、昨年の政府奨学金制度で復旦大学に留学をしていた方々から大学内でSIMカードとWi-Fiの契約ができると聞いていたのですが、大学の方々数名にショップの場所を聞いても「ない」と言われてしまいました。

そのため、仕方なく大学から歩いて40分ほどかかる中国移动というお店まで行き、頭金50元+390元、払いきりで一年契約の月30GのSIMカードを購入しました。その時、Wi-Fiの契約を忘れていたので、その2週間後にまた同じお店で月額20元のWi-Fiの契約をしました。

しかし、これではWi-Fiが使えないのです。私たち奨学金生が住んでいる寮は7階建てのエレベーターがないタイプの棟なのですが、そこは中国联通という別会社のLANコンセントしかありません。そのため折角契約した中国移动のWi-Fiは使うことができないのです。私はiPadやPCを使って勉強をしているので、勉強のためにも新しく中国联通でSIMカードとWi-Fiの契約をする必要があります。留学開始から痛い出費です。

来年留学する方々は絶対に中国联通という携帯会社でSIMとWi-Fiの契約をしてください。さらに言うと、昨年の奨学金生の方々がおっしゃっていたように大学内にショップはありました。たとえ現地の方々100人に学内にショップはないと言われても騙されないでください、ちゃんと36号棟の寮の地下に仮説のショップが設置されています。

これらのアクシデントに見舞われましたが、今も何とか無事に留学生活を送れています。

  • 800元の保険加入手続きは日本で終わらせておくこと
  • SIMとWi-Fiは大学内にある中国联通で契約すること

この二つには気を付けてください。

この他にも、寝具がなかったり、お湯の出し方がわからなかったり、バイクに轢かれたりと初めての海外生活で驚くことはたくさんありました。毎日、日本で味わえないような体験をすることができて、それらを解決していく度に一つ成長できたと実感することができます。

残りの期間も現地での生活を楽しみつつ、勉学に励もうと思い ます。

ABOUT US
Ryohei ISHIZUKA京都府日中友好協会 青年委員会青年委員長
日本の最大手通信キャリアに勤務の後、中国系通信キャリアの日本法人に転職。現在は企業向けのグローバル人材育成を支援する会社でコンサルタントとして勤務。 また、若者のキャリア構築に関心があり、勉強している認知科学を応用したコーチング理論を勉強しており、これまで延べ100名以上のキャリアサポートを行なった実績があります。 内閣府主催「日本・中国青年親善交流」事業における2020~2023年研修講師を担当。2024年には日本・中国青年親善交流事業に参加。