語学留学の午後はフリー。クラスもレベルに合わせて決まる

おそらくどの大学でも学期前にクラス分けテストがあると思いますが、華東師範大学でもそのクラス分けテストを行い、授業初日に一覧が張り出されます。テストは日常会話程度の面接と筆記試験ですが、私は面接のみでした。最初の1週間はお試し期間なので、もしクラスのレベルが合わないと感じたら、変更も可能です。レベルを上げる場合は再度筆記試験を行います。

私は、再度筆記試験を受け、2つ上のレベルに変更することも可能でしたが、クラスの雰囲気や先生との相性を重視し初めに決められたレベルのクラスで半年受けることを決めました。華東師範大学は大変多くの留学生が在籍しているためクラス数も多くレベルも細かく分かれています。私のクラスは17人在籍しており、国籍も多様です。授業内容はリスニング・文法・スピーキングがありそれぞれ別の先生が担当しています。授業が始まり約2ヶ月が経ち、少しずつですが耳が慣れてきていることを実感しています。来た当初はほとんど聞き取れず、焦りと不安が大きかったのですが、ほんの小さな達成感の積み重ねが自分自身に自信をくれ、改めて中国語学習の楽しさを感じながら過ごしています。

授業についてですが、毎週月曜日~金曜日の8時半~11時45分まで、午後はフリーとなっています。午後は図書館やカフェで授業の復習をしたり、中国人の本科生の友達と出かけたりしています。平日のカフェは人が少なくゆっくり出来るので、中国語を教えてもらい気づくと6時間滞在していることも多いです。私は普通班というスタンダードコースで授業を受けているため午前のみの授業ですが、強化班は午後も授業があります。留学前は中国の大気汚染を心配していましたが、上海の空は毎日曇っているわけではなく、写真のようにきれいな青空の日もあります!(宮川穂乃佳 華東師範大学 2019年)

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Ryohei ISHIZUKA京都府日中友好協会 青年委員会青年委員長
日本の最大手通信キャリアに勤務の後、中国系通信キャリアの日本法人に転職。現在は企業向けのグローバル人材育成を支援する会社でコンサルタントとして勤務。 また、若者のキャリア構築に関心があり、勉強している認知科学を応用したコーチング理論を勉強しており、これまで延べ100名以上のキャリアサポートを行なった実績があります。 内閣府主催「日本・中国青年親善交流」事業における2020~2023年研修講師を担当。2024年には日本・中国青年親善交流事業に参加。