清華大学は勉強場所が豊富

10月後半から、北京はだいぶ朝晩が冷え込むようになり、秋の訪れを実感しています。授業にも大分慣れてきて、先生に急に当てられても以前よりどぎまぎせずに答えられるようになりました。私の現在のカリキュラムはリーディング・リスニング・スピーキング・ジェネラルの中から毎日2コマ、基本は朝8時から11:30までです。授業は基本的にパワーポイントを用いて行われ、画面がタッチパネルになっているため、その場で重要単語に〇をつけていくなど便利な機能がたくさんあり、新鮮な気持ちで勉強しています。

学校で使っている教科書

 

 

 

 

 

 

 

クラスは10人前後の少人数のため、わからないことがあればすぐに質問ができる良い環境です。大学生だけではなく、現在仕事をしながら通っている人や、こちらで結婚した人、以前社会人だった人などいろいろなバックグラウンドの人達がいます。クラスメイトとは放課後ご飯を食べに行ったり、一緒に勉強したり、週末は少し遠出をしたりとどんどん仲良くなってきて今では学校生活の重要な一部です。肝心の勉強も、語彙が増えるにしたがって理解度があがり、まだスムーズに会話ができるレベルではありませんが、目に見える成長が多く、楽しいです。

学食。全部で15ヶ所あるそうですが、まだまわりきれていません…。

 

 

 

 

 

 

 

 

清華大学は中国トップ大学の一つということもあり、勉強する場所には事欠きません。巨大な図書館がいくつもあり、常に勉学に励む学生たちであふれています。また、教室も授業がない時間は自習室として開放されているほか、宿舎の各階にも自習室があり、学校内のカフェやスーパーのイートインコーナーですら、教科書やパソコンを広げて勉強している学生がたくさん見受けられます。自分が日本で大学生だった時に、こんなに必死に勉強したことがあっただろうか…と反省もしつつ、今の環境にとてもいい刺激をもらっています。

国慶節に内モンゴル旅行に行った時の写真。北京とは180度違う世界でした。

 

 

 

 

 

 

 

授業がない時間はひたすら自習をするほか、キャンパスを探検したり、友達と遊びに行ったり、週に一度散打サークルにも参加しています。言葉が通じなくても、丁寧に教えてくれるのでありがたく、早く中国語を喋れるようになってもっとコミュニケーションをとれるようになりたいと練習のたびに感じます。
留学に来る前は、授業が午前中だけときいて暇になってしまうのではないかと危惧していましたが、いざ来てみると毎日とても忙しく平日は宿題をこなすのがやっとです。時間を有効に使いつつ引き続き留学生活を充実させていきたいと思います。(松尾美欧 清華大学 2019年)

キャンパス内の紅葉

ABOUT US
Ryohei ISHIZUKA京都府日中友好協会 青年委員会青年委員長
日本の最大手通信キャリアに勤務の後、中国系通信キャリアの日本法人に転職。現在は企業向けのグローバル人材育成を支援する会社でコンサルタントとして勤務。 また、若者のキャリア構築に関心があり、勉強している認知科学を応用したコーチング理論を勉強しており、これまで延べ100名以上のキャリアサポートを行なった実績があります。 内閣府主催「日本・中国青年親善交流」事業における2020~2023年研修講師を担当。2024年には日本・中国青年親善交流事業に参加。