中国語勉強法:会話と文章では使う単語が全く違う

中国で中国語を勉強するにあたり最も意識していたことは、中国語を話す機会を作ることだ。

日頃から留学生と過ごしたり、中国人の友人と過ごして中国語を使って話していると、自分の伝えたい事が分からなかったり、問題を見たら答えれる用法なのに、自分の口から出てこない時が何度もある。その都度、まずは頭の中で自分なりに正しいと思った中国語を考えた上で、その後すぐに辞書で調べたり翻訳機を利用したりして、正しい中国語を話すようにしている。自分の伝えたい内容はこの文法を使って伝えることができるという感覚を身につけるようにした。

中国語のレベルが高い友人と過ごす時は、なるべく質問をしてリスニング練習と中国語の意味を理解するように努めた。また、初めて知る文法や単語はすぐに調べ直したりすると、次第に今まで使いこなせなかった用法も表現できるようになってきた。すぐに効果が出る訳ではないが、やはり正確な中国語で話せた時の喜びはとても大きく、アウトプットはやはりとても重要な勉強方法であると感じた。

私のクラスでは新聞記事を読む授業があったが、今まで新聞記事を読んだりすることがなかった私は、会話と書面でこんなにも使う言葉が変わるのかと驚いた。それからは、ネットの記事や新聞を読んだりして書面的な言葉を勉強した。私はファッションに関することに関心があったので、特にファッション系の中国語のアプリをいくつかダウンロードして、最近流行しているファッションなどを中国語アプリを使って勉強していた。文法や表現は書面的であるが、ファッションに関する単語に関しては生活の中でも使われる言葉なので、中国人の友達との会話でも使うことができ、とても効率のいい勉強方法であると思った。

私が今感じることは、中国語を話せるようになるのはもちろん大切であるが、書面的な言葉も理解する必要があると感じた。書面的な言葉を理解することで、ニュースを読むときも理解しやすくなるし、中国の最新情報を簡単に得ることができる。そして、HSK対策にも活かす事ができると感じた。私はHSK5級の対策が不十分のまま試験に挑んでしまったが、日頃からニュースを見たり、授業でも書面的な内容に触れる機会が多かったことが合格に繋がったのだろうと感じる。楽しく勉強することを大切にしているため、これからも趣味や好きな事を勉強の中に織り交ぜながら中国語の勉強に励んでいきたい。(天堀寛子 華東師範大学2019年)

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