どういった目標を持って留学に望むのが良いのか

中国渡航日まで1週間を切り、いよいよ留学準備もラストスパートとなりました。初めての中国に、初めての長期留学、何から手を付ければよいかわからない焦りと並行して、会社を退職し一人暮らしのアパートを引き払う過程も負担が大きく、合格通知をいただいてからの一ヶ月は怒涛の日々でした。

To do リスト 次々とやることが出てくるので
何度も確認しながら持ち歩いています
餞別品で頂いた世界対応プラグ&折り畳みケース付きネックピロー。大事にしなければ…

まだまだここで終わりではなく、中国に到着してからが本番だと自分に言い聞かせています。
この中国留学に向けて、私は3つの目標を立てました。

  1. HSK6級合格
  2. 中国語を喋ることに対しての苦手意識をなくす
  3. 自分なりの草の根交流の意義を見つける

私は2018年12月に一度HSK6級受験に挑戦しましたが、見事に玉砕し、悔しい思いをしました。中国に行ったこともないのに挑戦したことが無謀だった、留学さえ行けばとれるはずだと自分を慰めましたが、8ヶ月後の今、いざ中国渡航を目前にして、場所に関わらず自分の努力抜きには決して達成できない目標であると、考えが改まりました。

②について中国で1年間生活をするという機会を最大限生かすために、たくさん喋る経験を積みたいと考えています。たった1年でぺらぺらになれるとは期待していませんが、少なくともコミュニケーションツールとしての中国語はしっかりと確立させるという気合をもって留学に取り組むつもりです。

③について、私は以前から日本での中国/中国人の扱いについて偏った報道が多いことに疑問を感じていました。どこの国であっても、国籍を持ち出し「〇〇人は~である」というステレオタイプを持つこと自体が良くないですが、特に中国人は日本に来る観光客や留学生の中でも割合が高いため、話題に取り上げられやすいと考えます。中国に住み、中国人と直接関わることでこの状況をもっとよく理解すること、私の考え方がどう変わっていくかを追求するのが今回の重要課題の一つです。

以上、3つの目標をしっかりと胸に抱き、中国留学へのわくわくとドキドキが入り混じったこの気持ちを大事にして、勉強に励んでいきたいと思います。(松尾美欧 清華大学 2019年)