杭州の料理は少し甘めの味付けが特徴

中国に住み、中国独自の文化に触れて留学を実感する

中国に来たばかりの9月、10月は新しい生活や授業に慣れることに必死になり、中国留学の目的の1つであった”中国の文化に触れる”ということをあまり積極的に行動にうつせずにいました。もちろん中国で生活をしていると自然に文化や習慣を目にしたり体感することはあります。例えば杭州では街に出ると漢服を来た女性を何人も見ます。シルクの素材でできた漢服はとても美しく見かけるたびに見惚れてしまいます。聞くところによると今女性達の間で漢服を来て出かけたり写真を撮ることがとても流行っているようです。このようなことを自然と体験することができても、自分から博物館や美術館に行ったりすることはできずにいました。

しかし11月に入り新しい生活に慣れてきたこともあり最近では少しずつ中国文化の方面にも目を向けられるようになりました。
浙江大学のある杭州は、龙井茶をはじめお茶が大変有名です。私自身もお茶がとても大好きなので大学から歩いて1時間ほどのところにあるお茶博物館にクラスメイトと行ってきました。お茶博物館の近くには大きな茶園も広がっておりその景色は大変壮観です。その日は天気が良かったこともあり茶園の中に入ることができました。

茶園に入った時の写真

 

 

 

 

 

 

またそこではお茶を飲むことができる場所があり、そこで龙井茶や紅茶を入れる様子を実際に見ることができ、また入れたてのお茶を飲むこともできました。龙井茶は高級品ということもあり私自身まだ一度しか飲んだことがなかったためこの機会に再び味わうことができたのは大変嬉しかったです。

博物館で飲んだ龙井茶

 

 

 

 

 

 

 

杭州には多くの博物館がありますが、お茶博物館以外に私はまだ傘博物館、シルク博物館しか行ったことがありません。シルク博物館は訪中団の際に訪れた場所なので私が留学として杭州に来てからはまだ2つの博物館にしか行けていません。博物館に行くことによって文化や歴史を学べるため、留学している間により多くの博物館に行きたいと思っています。

また私が最も興味のあることと言っても過言ではないものが食べ物です。杭州の料理は”杭帮菜”といい少し甘めの味付けが特徴です。そのため辛い料理があまり得意でない日本人向けだと感じます。私も辛い料理は苦手なので杭帮菜はとても口に合います。中国人の友人と出かけるときはよく杭州の料理を食べたいとお願いしこれまで様々な杭帮菜を食べてきたため、杭州の料理にはだいぶ詳しくなりました。

写真は最近食べた杭帮菜です。分かりにくいですが真ん中奥にある魚の料理です。外はカラっと焼いてあり甘酸っぱい味付けで大変美味しいです。


これからも様々な面から中国の文化を学んでいきたいです。また留学中に旅行にも行く予定なので杭州だけでなく様々な都市の文化やそれらの違いも知りたいと思います。(齋藤有沙 浙江大学 2019年)

ABOUT US
Ryohei ISHIZUKA京都府日中友好協会 青年委員会青年委員長
日本の最大手通信キャリアに勤務の後、中国系通信キャリアの日本法人に転職。現在は企業向けのグローバル人材育成を支援する会社でコンサルタントとして勤務。 また、若者のキャリア構築に関心があり、勉強している認知科学を応用したコーチング理論を勉強しており、これまで延べ100名以上のキャリアサポートを行なった実績があります。 内閣府主催「日本・中国青年親善交流」事業における2020~2023年研修講師を担当。2024年には日本・中国青年親善交流事業に参加。