留学に行って良かった3つの理由

1年間の留学を終えて

行く前にはいろいろな不安がありましたが、一年の留学が終わり、行くという選択をして本当に良かったと感じています。不安な気持ちは、留学が始まると毎日精一杯でそれに楽しかったのですぐになくなりました。

行って良かったと感じる大きな理由は三つです。

一つ目は、生活を通して中国の文化に触れられたことです。日本の授業で習ったり、聞いたりしたことを実際に体験できるのでよく理解できました。例えば、キャッシュレス決済の主流や、面子を大事にする文化など、実際に生活の中で体験できました。また、暮らしたことで分かった文化も多くありました。

二つ目は、自分で考え動けるようになったことです。日本では、頼れる人が沢山いますが、留学先では自分から動かないと何も進んでいきません。会話力を上げるために友人を作ろうと行動したり、困ったときは勇気を出して周りの人に声をかけてみたりなど、自分から行動する機会が増えました。大変なことも多かったですが、前よりも自分に自信を持つことができるようになりました。

三つ目は、価値観を広げられたことです。中国人だけでなく、留学生の友達も沢山できました。宗教の違い、文化の違いがある中で、意見を交換すると新しい考え方が生まれ、日本の良いところと改善すべきところを発見できました。特にヨーロッパの留学生たちの環境への考え方と取り組みは見習わなければならないと感じました。

私が留学をする前の人に伝えたいことは、留学するなら目標を立ててその目標に向かって行動して欲しいということです。留学中は意外と自由な時間が多く、自分の意思次第でいろいろなことに挑戦できます。その時間をどう使うかが大切だと感じました。私は、後半の半年を日本で過ごすことになりました。予定を先延ばしにしたことや他にもやりたかったことがあり後悔が残ったので、やりたいことは出来るときに積極的に挑戦してほしいです。留学は辛い時もあるけどきっと楽しいことの方が多いので、ぜひ積極的に動いて濃い留学生活を送ってください。

留学で出会った大切な友人たちです。宝物です!(後藤真由子 雲南大学 2019年)

   
ABOUT US
Ryohei ISHIZUKA京都府日中友好協会 青年委員会青年委員長
日本の最大手通信キャリアに勤務の後、中国系通信キャリアの日本法人に転職。現在は企業向けのグローバル人材育成を支援する会社でコンサルタントとして勤務。 また、若者のキャリア構築に関心があり、勉強している認知科学を応用したコーチング理論を勉強しており、これまで延べ100名以上のキャリアサポートを行なった実績があります。 内閣府主催「日本・中国青年親善交流」事業における2020~2023年研修講師を担当。2024年には日本・中国青年親善交流事業に参加。