日本に帰国して携帯一つで生活ができない不便さを感じる

日本と中国、異なっているところ

雲南大学では4月からオンラインで授業が始まり、私もそれに参加しています。困ることもありますが、思っていたよりも充実した授業が受けられていて満足しています。時差の問題で録画授業だと思っていましたが、ライブ授業なので緊張感を持ちながら受けることができています。今はこの状況の中で出来る事を頑張ろうと思います。

 

このアプリでオンライン授業を受けています。

顔を見ながら授業できて楽しいです!

日本に帰ってきて、特に中国と異なっていると感じるところは支払い方法です。
中国で銀行口座をつくってからはWeChat Payで支払ってばかりだったので、現金を引き出す機会は滅多にありませんでした。本当にそれぐらい中国は携帯一つあれば何でもできました。洗濯機を利用する時やバスなどの乗り物に乗るときなど、ほぼどこでも使えるので日常生活をスムーズに送るのには中国では必須でした。半年しか留学しないので中国で口座は作らないと言っていた友人も、現金支払いが不便だと分かるとすぐに口座をつくっていました。

しかし、帰ってきたら日本でもキャッシュレス化しようという動きが結構進んでいて驚きました。中国でのキャッシュレスの楽さに慣れてしまった私としては、早く日本も安心してキャッシュレス決済が広く使われるようになってほしいです(笑)。

バスや地下鉄に乗る時はこのようなQRコードを入り口でかざします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

また、中国では面子を大事にすると聞いていたのですが思っていたのとは異なっていました。食事を中国人と一緒にした際、奢ってもらったことがありました。彼は、私たちがお金を払おうとすると、今度一緒に食事した際に払って下さいと言って支払ってくれました。また、男性と二人で食事したときも、相手が支払ってくれることがありました。なぜか尋ねてみると、基本的に女性と二人で出かけたら男性が支払うのだと言っていました。年齢も変わらない人に奢ってもらうというのは日本では少ないと思うのですごく驚きました。

私が実際にその状況になって感じたのは、面子を大事にするというよりかは情に厚く、もてなそうとする気持ちが強いということと、日本との価値観の違いです。この経験を通して、日本で中国人と出会った際は今度は私が沢山もてなしたいと思うようになりました。(後藤真由子 雲南大学 2019年)

ABOUT US
Ryohei ISHIZUKA京都府日中友好協会 青年委員会青年委員長
日本の最大手通信キャリアに勤務の後、中国系通信キャリアの日本法人に転職。現在は企業向けのグローバル人材育成を支援する会社でコンサルタントとして勤務。 また、若者のキャリア構築に関心があり、勉強している認知科学を応用したコーチング理論を勉強しており、これまで延べ100名以上のキャリアサポートを行なった実績があります。 内閣府主催「日本・中国青年親善交流」事業における2020~2023年研修講師を担当。2024年には日本・中国青年親善交流事業に参加。