現地の中国人の友達を作るには…
現地の中国人とどのように交流するのかというのは留学する前から心配していたことの一つだ。留学しても自分から積極的に行動しないと現地の知り合いはなかなか増えないと聞いていたからだ。実際ある程度努力して自分で関わりを持とうとしなければ中国人と知り合いになるのは難しいと感じた。私がこれまで知り合って交流を続けている中国人は、友達から紹介された人だったり、日中友好のイベントに参加した時に知り合った人だったりする。
特に親しい中国人は同じキャンパス内の学生で友達の友達ということで親しくなった人達だ。彼らはもちろん日本語が分からないので、最初はコミュニケーションをとるのが大変だったが、いつもこちらが馴染めるように気にかけてくれる。ただ私のいる学校は一年生から三年生と四年生のキャンパスが分かれている。私のいるキャンパスは四年生がいるキャンパスで、知り合いになる学生も四年生だ。そのため学期の後半は彼らが卒業公演の練習で忙しく、なかなか会う機会が少なかった。しかし知り合った学生達の卒業公演は全て観劇した。現地の学生が何を勉強してきたか実際に生で観ることができて面白かった。
また日本語と中国語の相互学習相手が欲しい場合は日中友好のイベントに参加すると知り合いができやすい。実際そのようなイベントで知り合った子とは日本語と中国語でメールのやり取りを続けている。別の大学の学生だが、私の学校と近い大学の学生なので休みの日に一緒に出かけることもできる。このようなイベントで出会う日本に興味を持ってくれている中国人は、日本のアニメから興味を持ったという人が本当に多いと感じる。そのため私がもっとアニメに詳しければ良かったと思うことがしばしばある。
中国人は実際に関わってみると情が深い人が多い。外国人の私を助けようと、まだこちらが慣れてないことや、知らないことをいつも教えようとしてくれるし、気にかけてくれる。中国語が話せない時から一生懸命コミュニケーションを取ろうとしてくれたのでこちらも頑張ることができた。
しかし半年中国にいるがまだまだ親しくなった中国人は少ないと思う。これからもっと増やしてさらに中国人の考え方、生活について知る機会を増やしていきたい。(神谷真奈 中央戯劇学院 2019年)