留学に行く前に想像していた中国とのギャップとは?

留学して感じたリアルな中国のイマ

留学期間中、中国での生活を通して体験できることが多々あった。中国語を勉強している人や、興味がある人は実際に留学することをお勧めする。

留学を通して私が最も良かったと感じたことは、今の中国の姿を直接見ることができたことである。留学以前、周りの人やメディアを通してイメージしていた中国像と実際の中国は全く違い、良い意味で期待を裏切られた。中国は私の予想以上に発展しており、キャッシュレス決済、配達サービス、その他便利なアプリケーションなど、これらの技術の恩恵を受けながら生活することは中国で生活するからこそ得られる経験であった。今後留学する人も、中国で生活する以上必ずそれらの技術の恩恵を受けるであろう。また、これらの技術は日々進化しており、今後留学する人たちが体験したレポートを読むことを私も楽しみにしている。

コロナウィルス感染症の流行を通して、中国の感染症対策を体験できたことである。後期のオンライン授業や6月の北京での再流行は、正直にいうと、禁止されることが多く窮屈さを感じていた。また、政策が決定されるごとに、個人としては振り回された。しかし、帰国後、毎日日本で感染確認者が増加している現状を見て、国民を守るためには必要な施策だったと感じている。7、8月、日本では毎日中国の数十倍の感染確認者が発表されているが、日本に居る方が自由な生活を送れることに可笑しさを感じつつ、中国の政策決定の速さや、思い切りの良さは半年間中国に居たからこそ経験できたと振り返る。

コロナウィルス感染症の影響を受けて感じていることは、やりたいことがある時、何か理由をつけて後回しにすべきでないということである。1月上旬、クラスメイトと3月一緒に旅行へ行く約束をしてから1度も会うことはなかった。いつ何が起こるか私たちは予想することができない。

今回のことを教訓とするのであれば、これから留学へ行く人は、やりたいことがある時はすぐ行動するようにしてほしい。(小川一馬 北方工業大学 2019年)

ABOUT US
Ryohei ISHIZUKA京都府日中友好協会 青年委員会青年委員長
日本の最大手通信キャリアに勤務の後、中国系通信キャリアの日本法人に転職。現在は企業向けのグローバル人材育成を支援する会社でコンサルタントとして勤務。 また、若者のキャリア構築に関心があり、勉強している認知科学を応用したコーチング理論を勉強しており、これまで延べ100名以上のキャリアサポートを行なった実績があります。 内閣府主催「日本・中国青年親善交流」事業における2020~2023年研修講師を担当。2024年には日本・中国青年親善交流事業に参加。