授業のない土曜は復習、日曜は観光という過ごし方

1. 基本的な平日の過ごし方

大学の授業は月曜日・水曜日が「读写」、火曜日・木曜日が「听力」「精读」「商务汉语」、金曜日が「精读」「语言实践」となっており、基本的に毎日課題が出る。
「读写」は授業で単語や文法を学習し、200字〜400字程度の作文を書く課題が出る。
「听力」は教科書や映画を見てリスニング力を鍛えており、2週間に1度ほど听写の小テストがある。「精读」は教科書の長文を読んで単語や文法を学習している。
「商务汉语」は1日に1単元、仕事で発生する場面を学び、授業の最後に2人〜4人のグループで学習した場面を自由に演じて発表する。
「语言实践」は1週間の総まとめで、単語テストや発表が主である。

夕方はクラスメートとのグループ発表の話し合いや他の外国人留学生との交流、中国人とジムに行ったりしている。夕食後に宿題と復習をして、寝る前と翌日の朝に予習と単語の暗記をしている。また、今月の下旬より1週間に3度、無料でHSKの対策講座が始まったので、そちらも受講している。リスニングの講座では、日本にいたときよりも問題が聞き取れるようになっており、リスニング力の向上を実感できた。

(大学の図書館)

 

 

 

 

 

 

 

 

2. 休日の過ごし方

土曜日は予習・復習や1人でできること(買い物、洗濯、掃除等)をしている。10月の北京には朝と昼の温度差に驚かされた。今月の中旬以降、北京の朝はますます寒くなり、持ってきた服では生活できないようになった。防寒服やセーターなど購入したが、これからの北京の冬を越せるのか不安に感じている。

日曜日は主に友人と観光している。10月は万里の長城、頤和園、北京動物園へ行った。万里の長城は景色が非常に綺麗で、そしてその長さに驚かされた。頤和園は人は多いが落ち着きがあり、どこか日本ぽさを感じた。北京動物園にはパンダを見る目的で行ったが子供連れの家族が非常に多く、子供達がパンダを見て嬉しそうにしており、パンダは非常に愛されていると感じた。毎週日曜日の夜は言語パートナーと勉強し、その後一緒にお酒を飲みながらご飯を食べている。真面目な話から世俗的な話までいろいろお互いの事を話すこの時間が最も幸せを感じている。(小川一馬 北方工業大学 2019年)

 

(万里の長城にて、日本では見れない壮観な景色だった。)

 

(頤和園にて、賑やかであり穏やかでもある場所だった。)

(北京動物園にて、子供たちに大人気。)

ABOUT US
Ryohei ISHIZUKA京都府日中友好協会 青年委員会青年委員長
日本の最大手通信キャリアに勤務の後、中国系通信キャリアの日本法人に転職。現在は企業向けのグローバル人材育成を支援する会社でコンサルタントとして勤務。 また、若者のキャリア構築に関心があり、勉強している認知科学を応用したコーチング理論を勉強しており、これまで延べ100名以上のキャリアサポートを行なった実績があります。 内閣府主催「日本・中国青年親善交流」事業における2020~2023年研修講師を担当。2024年には日本・中国青年親善交流事業に参加。