留学は私を世界と繋いでくれた
今後中国に留学したいもしくは迷っている人がいれば、是非実際に中国で留学することをお勧めします。
中国留学を考えている人の多くが、もうすでに中国語を学習している人がほとんどだと思います。私の場合、自分から中国語を学びたいという気持ちになるにつれて、実際にその国へ行きたくなる気持ちがより一層強くなりました。大学に入学した後、元々は中国に関心のなかった私が第二言語で中国語を学び始め、次第に中国に関心を持つようになりました。最初は大学の授業履修のために中国語を学んでいましたが、いつの間にか夢中になり、言語から歴史文化、歴史文化から政治などに中国に関して幅広く関心を持つようになりました。留学を通して、中国語だけにとらわれずこうした幅広い関心に対して実際に足を運んでみることができたことで、更に中国に対して関心が高まりました。
私が南京大学で留学していた中で、バックグラウンドが異なる外国人留学生が集まり、皆それぞれ留学に対して目的も異なっているのが中国留学の魅力だと思います。例えばクラスメイトの中でも、半分が社会人の方であり、将来中国語を使いビジネスなどができるように学んでいました。一方の学生も、中国文化を研究したい学生、中国で経済を学びたい学生などが集まり、それぞれ異なる目標を持って中国語を学んでいました。留学において人との出会いは価値観を広げるものでもあり、これこそ醍醐味だと感じました。
中国留学中、始まった頃はやはり大変だったこともありました。特に、手続きがうまくいかないことや履修など分からなくて困るなど不安な面もあると思います。私の場合、いつも助けてくれたのは現地の中国人の方でした。こうした何気ないところで、中国人の方が支えてくれたおかげで私もすぐに環境に慣れることができ留学生活を送ることができました。今では本当に感謝しています。
コロナの影響で一時帰国した後、留学中他にもやっておけばよかった事がやはり思いついてしまいます。やれる時にやりたいと思ったことをやるというのを今回のコロナの影響を受けて改めて感じました。中国留学を考えている方も、中国に行きたいと思った時に、そのチャンスが有れば是非掴んで一度現地で生活してみてはいかがでしょうか。(飯塚真央 南京大学 2019年)