南京でのコロナ対策

中国でのコロナウイルス感染状況と徹底した対策

春節頃から南京も人通りが少なくなってきました。新型コロナの感染者数が増えていくとともに私の住む南京でも対策が強化されました。
学校側からも食事やスーパー以外の外出は控えるようにと繰り返し言われてきました。外出の際にはもちろんマスクをしなければなりません。さもないと近くの小さなコンビニでさえも中に入れないため、自分の持っているマスクの数が少なくなるにつれて不安になりました。そんな時、私はデリバリーサービスを利用して食事や買い物をすることで外出を控えることができました。
しかもこのデリバリーは以前までは配達員と面と向かって貰っていました。それが感染拡大以降、配達員が入口に商品を置いておいてくれるようになったのです。こうして他人と会わず外出も控えることができたのです。デリバリー配達員の方には本当に感謝の気持ちでいっぱいでした。中国のデリバリーサービスがこれほど発達しているおかげです。

また感染が拡大していく中で中国の街中やネットでは衛生観念を向上させようとしているのが見受けられました。街中では各地にスローガンが書かれた横断幕が掲げられています。外出を避けることやマスク着用を呼びかけているのです。

外出を控えて休むようにと書かれた横断幕

他にもエレベーターのボタンを押すところでさえも、扉のドアノブにも使い捨ての紙や手袋を使います。

宿舎のエレベーターにある使い捨てちり紙

 

 

 

 

 

 

このように至るところで日本人が驚くほど中国の徹底された対策を目にしました。

中国では感染拡大の影響で新学期開始が延長しても授業は止まっていません。南京大学では今月からオンライン授業が始りました。事前に教師から教材がオンライン上で送られ、決められた時間にログインして授業を受けるのです。テレビ電話を利用した授業は私にとって初めてだったのですが、やはり会話授業などは教室で受けたほうがいいです。大学の教室で授業が受けれる日が待ち遠しく思っています。(飯塚真央 南京大学 2019年)

ABOUT US
Ryohei ISHIZUKA京都府日中友好協会 青年委員会青年委員長
日本の最大手通信キャリアに勤務の後、中国系通信キャリアの日本法人に転職。現在は企業向けのグローバル人材育成を支援する会社でコンサルタントとして勤務。 また、若者のキャリア構築に関心があり、勉強している認知科学を応用したコーチング理論を勉強しており、これまで延べ100名以上のキャリアサポートを行なった実績があります。 内閣府主催「日本・中国青年親善交流」事業における2020~2023年研修講師を担当。2024年には日本・中国青年親善交流事業に参加。