留学中にモチベーションを上げるには図書館へ行け!

留学中の授業の様子

今回は南京大学での授業・試験・生活・寮と自分の過ごし方について紹介していきたいと思います。

私は海外教育学院で中国語の授業を取っており、週4回の総合漢語、週2回のスピーキング授業、週1回の日中翻訳の授業があります。クラスメイトは8人ほどで総合漢語では全員毎週プレゼンテーションが課されています。テーマは毎週異なり、環境問題、ジェンダーや経済など時事に関するものが多く、出てくる表現や単語はとても実用的です。先生が話すそのテーマにおける中国の状況を聞き、生徒が自分の国における出来事や状況をみんなに伝える授業の方式は単なる語学力だけでなく、考える力も必要だと感じています。
こうした自国について中国語で伝える授業は準備に多くの時間がかかりますが、日本の社会問題についてより知るきっかけにもなりました。ペーパーテストのようなものは無く、こうした日々のプレゼンや期末のレポートで成績が評価されるそうです。

総合漢語で使用している教科書

授業でのプレゼンの様子

 

 

 

 

 

 

 

南京での日々の生活

生活面では、私は海外教育学院の隣にある留学生寮の西苑に住んでいます。ここは今学期初めにリフォームが終わったそうで、来た時から綺麗な寮でした。部屋にシャワーとトイレがそれぞれ別々でついています。また寮の近くにはスーパーがあるため買い物などに不便はありません。
困ったことを言うのであれば、部屋にはWi-Fiがありますが、接続がとても悪いため最近は全く使わなくなりました。

授業のない時に勉強するときは基本的に図書館に行きます。ただ午後の空きコマなどに図書館に行くと、そこは中国人の学生が多く席がないため、空き教室など勉強できそうな場所を見つける必要があります。図書館で中国人の学生が必死に勉強している姿を見ると、なぜか自分も焦ってきてやる気が出てきます。こうした中国人学生の学習に対する姿勢は自分も見習おうと日々感じています。(飯塚 真央 南京大学 2019年)

留学生寮の様子

 

 

 

 

 

 

 

ABOUT US
Ryohei ISHIZUKA京都府日中友好協会 青年委員会青年委員長
日本の最大手通信キャリアに勤務の後、中国系通信キャリアの日本法人に転職。現在は企業向けのグローバル人材育成を支援する会社でコンサルタントとして勤務。 また、若者のキャリア構築に関心があり、勉強している認知科学を応用したコーチング理論を勉強しており、これまで延べ100名以上のキャリアサポートを行なった実績があります。 内閣府主催「日本・中国青年親善交流」事業における2020~2023年研修講師を担当。2024年には日本・中国青年親善交流事業に参加。