私は、小学生の時にディズニーのムーランという映画を見てから中国武術に憧れ、中国武術を習い始めると同時に中国の文化や言語に興味を持ち始め、高校から中国語を勉強し始めた。また、大学では中国言語文化専攻ということで、中国語だけでなく中国の文化や文学、思想など様々な視点から中国への理解を深めてきた。
そして昨年3月から、漢語橋スピーチコンテストの奨励として半年の留学に行った。そこで中国語を使って友達とコミュニケーションをとることは、単に中国語のレベルを上げるだけでなく、様々な情報を知るための道具であることを実感した。そして、前回の留学を通して思うことは、自分がどれだけ中国に興味があるか。中国に対してどれだけの知識を持っているか。で、相手の意見に対してどれだけの理解ができるか、またそこからどれだけの情報を得られるかが変わってくるだろうと思う。
私が高校で中国語を学習し始めた時は、ただ中国語を話せるようになって、武術を習いに行きたい!という漠然とした思いしかなかった。しかし、今となっては様々な交流を経て、自分にとってかけがえのない中国の友人ができたことにより以前よりもより中国のことを理解して彼女のバックグラウンドも知るべきなのではないかと思い、中国に関連するシンポジウムや講演会などに参加したり、中国の文化的知識も得られるような中国語教室にも通ったりした。さらに、中国では名作と呼ばれるような小説や、詩などを読むことによりたくさんの人と作品の良さを共有したいと考え、様々な作品を読んできた。このことから、私は中国へ行ったら親友に会いもっとたくさんの交流をしたいというのはもちろんだが、清華大学で授業だけでなく、様々なコミュニティーに参加しより多くの中国人と仲良くなり今はまだ知らない中国のことをもっと知りたいと思う。(西嶋ゆい 清華大学 2019年)