私の中国人との交流方法は主に3つある。そのうちの1つは、日本にいる時から知り合いの中国人の友人と時々会って交流することだ。お互いのことをよく知っているし、日本語も流暢に話せるため、中国生活で困ったことや中国語でわからない疑問点を質問したりしている。普段中国人と交流するのは、まだまだ緊張で思っていることも上手に伝える事ができない私だが、唯一彼女たちの前ではリラックスした状態で中国語を話す事ができる。また、彼女たちは同じ年代で中国や上海の流行にもとても詳しいので、中国の流行っているものは、彼女たちから学ぶことが多い。また、家に招待してくれて家庭料理をご馳走してくれたり、一緒に旅行にも行ったりするのでこれらの経験を通じて文化体験もしている。
2つ目は、学校の近くのヨガ教室に通うことだ。中国人それぞれにも話し方の特徴があり、なるべく多くの人の中国語に触れるために、ヨガ教室に通い始めた。通い始めは、体の部位や動かす動作などは聞き慣れないことも多かったが、親切に教えて下さる先生のお陰で、楽しく運動しながら中国語も勉強することができる。また、そのヨガ教室はアットホームな雰囲気かつ少人数制である。練習が終わると暖かいお茶が用意されていて、練習後の生徒さんと雑談でき、新しい出会いがあったり、そこで学ぶこともとても多い。また、ヨガをすることで留学中のストレスなども解放されるし、運動不足も防ぐ事ができる。私にとってヨガ教室に通うことは語学の面でも、健康面でもとても重要な役割を果たしている。
3つ目は、自分が困った事や知りたい事があった時、交流できる機会があった時に、躊躇せずにとりあえずそこに居る人に話かけるという事だ。道に迷った時や、注文の仕方、犬を散歩しているおばさん、タクシーで移動中など様々な場面で話かけた。もし日本で同じような事をしたら厚かましく思われるだろう。しかし、中国人はむしろ少し喜んでくれるし、相手からも話しかけれくれたりする。
今学期は中国人と交流もしていたが、留学生の友人と過ごす時間の方が多かったように感じる。私自身中国での過ごし方を少し見直すべきだと感じたので、これからは、中国人の友人と交流する機会を積極的に増やしていきたい。(天堀寛子 華東師範大学2019年)