私が関心あることは、中国人のファッションや美容に対する意識の高さである。他の都市ではどうかわからないが、上海に住んでいる人は、年齢を問わずオシャレに着飾っている姿をよく目にする。
若い人からおばあさんまで、時にはミニスカートにハイヒールを履いていることも少なくない。そして、日本には日本らしいファッションスタイルがあるが、中国にも中国らしいスタイルがあるのだと感じた。
最近は日本でも中国のメイクや中国風のファッションが流行し始めていると聞いたことがある。実際に上海に住んでみて中国人を観察してみると、中国人女性は赤を中心としたアイメイクをしてて、口紅もはっきりとした赤色のものを塗っている。社会人のような人たちはネイルアートや眉毛アートをしている人も本当に多い。どちらも日本よりも価格がお手頃なのも、とても魅力的だと感じた。
実際にネイルアートをしに行ってみた。実際に私がしたネイルアートは165元(2,500円)で日本の半額ほどの値段ですることができた。技術も日本と同じで、手際もよくとても満足した。今月はテストなどでなかなかゆっくり遊びに行けなかったため、ネイルアートなどが手軽にできて、少し気分転換にもなった。私はまだ買ったことがないが、最近では中国オリジナルの化粧品プランドも増えてきている。大学の前にあるショッピングモールの中にも中国オリジナルブランドがあり、そこの化粧品を見ても、最近の中国のトレンドを知ることができる。
中国人は性格や自己主張がはっきりしていることが関係しているのか、パステルカラーよりハッキリとした色味のものを好んでいるように感じた。約8年ほど前、北京に語学研修で行ったことがあったが、その時は中国人の美に対する意識の高さはそこまで感じなかった。しかし、現代では確実に中国独自のトレンドが確立されているのだと感じた。人目や年齢を気にせず、自分の好きな服を堂々と着たり、メイクで表現していることはとても素敵なことだと思うし、見習う所の一つでもあると感じた。(天堀寛子 華東師範大学2019年)