西安はグルメも楽しめます。私が好きな西安名物料理を5つ紹介します。
- biangbiang面
世界一画数が多い漢字を持つ料理として有名なビャンビャン麺です。中国ではbiangbiang
面と表記されます。きしめんよりもっと平らな麺で、一口では啜りきれないほど長いです。舌触
りが良いつるつるした麺にタレをたっぷり絡ませて食べるのが病みつきになります。 - 菠菜面
ほうれん草が練り込まれた緑の麺で風味がとても良いです。私は大学食堂で昼食によく食
べていました。 - 羊肉泡馍
羊肉と春雨、そして泡馍が入ったスープ料理です。泡馍(パオモー)とは小麦粉と水を練り
込んだパンのような食べ物で、ちぎられた状態でスープの中に入ってます。スープの出汁を吸ったパオモーは絶品で、パオモーを噛むとスープがじゅわっと溢れ出る瞬間がたまらなく美味しいです。 - 肉夹馍
パリパリとしたパンにフレーク状の肉を挟んだ西安名物料理です。はじめて食べたときは
あまりの美味しさに感動して、一時期こればかり食べていました。 - 羊血汤
羊の血をゼリー上に固めた羊血を辛いスープに入れた料理です。火鍋を食べるときに鸭血はよく見かけますが、羊血は西安に来てから初めて食べました。最初クセがあるかなと思いましたが、羊特有の臭みもなく鸭血と同じように食感がクセになる味わいです。このように西安は麺料理と羊料理が有名です。どこのお店も料理が美味しいので毎日食を楽しんでいます。しかし、もし西安に長期間住むとなると日本人にとって大きなハードルがあります。それは西安が内陸都市であるため海魚料理が少ないことです。川魚やザリガニ、タニシなどの川で獲れる食材を使った料理はありますが、海の魚や貝料理は少ないです。エセ日本料理屋に行けば、寿司や刺身は食べられますが高額だったり、衛生面に心配があるのでなかなか手が出せません。
海の幸を愛する日本人にとってかなり辛い点だと思います。私ももう4ヶ月以上生魚を食べていないので、寿司や刺身が恋しくて恋しくてたまりません。
以上が西安の紹介でした。
2024年現在は観光で西安に訪れる日本人は少ない印象です。コロナにより、2週間のビザ免除が停止して、中国-日本間の航空便も減り、飛行機代も高くなり、追い打ちをかけるように円安が進んだので、以前のように中国に気軽に遊びにいけなくなりました。
しかし最近、西安-大阪便が復活したりと少しずつにコロナ禍以前に戻りつつあります。また日本人が気軽に中国旅行に行ける日が訪れるように、まずは2週間のビザ免除再開が早く決定することを願っております。(若林真央, 西安交通大学, 2024年)