6月14日に期末テストが終了し、休みに入りました。
退寮日が6月末で、7月分の生活費の支給も無いため、友人との別れを惜しみつつ6月中に帰国しました。
日中友好活動 留学中に参加した日中友好活動を紹介します。
1つ目は、南京市にある日本語学科の大学との交流です。
南京大学の日本人グループの中で紹介されていた日中交流会に参加したところ、大学で日本語教師をされている日本人の先生と知り合うことができ、日本語学科の学生さんとの交流会を開催して頂きました。
学生さんの多くは1年生でしたが、頑張って日本語を話そうと努力する様子や先生が流暢な中国語で学生さんと交流する様子を見て、緩んでいた勉強のモチベーションが引き締まりました。
もう1つは社会人がメインで活動している交流会に参加したことです。
きっかけは日中交流会で知り合った方から日本語を勉強している中国人約300人が在籍するwechatグループに入れてもらったことです。日本語を趣味で勉強している人や、仕事で必要だから勉強している人、日本に留学したことがあった人など、活動を通して様々な社会人の方とお話し、学生とは異なるタイプの話を聞くことができたので新鮮で、自分の将来を考える中で大きな影響を与えてくれた気がします。
どちらの活動も知り合った人からの紹介で参加したので、中国において人との縁は大切なのだと実感しました。
印象に残っている日中間の違い
また、中国人との会話の中で印象に残っていることがあります。
友人の紹介で、南京師範大学の大学院生と仲良くなりました。彼女は、私のような留学生に中国語を教える専攻なのですが、9月から広州市で小学校先生になることが決まったと帰国前に話してくれました。
教師は中国語で铁饭碗と言われる、食いはぐれのない職業として人気だそうです。日本の場合、教員は精神面でも体力面でも大変で、あまり人気のない職業だから人手不足で社会問題になっているよ、と伝えると彼女はとても驚き、「確かに高校の教員は高考があるから精神的にも大変で人気はそこまで高くないけれど、小学校や中学校の教員は安定した職業だから凄く人気だよ」と教えてくれました。彼女も複数の都市で教員採用試験を受け続け、倍率約40倍のなか、ようやく広州市で合格したそうです。
ちょっとした会話の中から日本と中国の対照的な違いを知ることができ、面白かったで
す。留学中は中国人の友人にたくさん遊びに誘ってもらいましたが、帰国すると留学時のように頻繁に会えなくなるので悲しいです。しかし、そのうちの何人かは現在日本に留学中なので、帰国後も引き続き交流を継続していきたいと思います。(南京大学, 大門紗也, 2024年)