NetflixはchromeのLLNで二か国語表記に

僕はドラマを見て中国語を勉強するのが好きだ。ドラマでは映像と言葉が同時に情報として入ってくるので、言語のイメージがより鮮明になる。例えば、単語帳を眺めていてなかなか覚えられない単語も、ドラマで使われているのを見た後では情景と単語が結びつき、簡単に理解できるようになる。

中国ドラマや映画を見る時、僕は主にNetflixを使っている。そして、Netflixを使って語学を勉強する際にとても便利なのが、Google Chromeの”LLN“という拡張機能だ。

Netflixに限らず、おそらく多くの動画サイトでは字幕を表示する際に一つの言語しか表示できない。しかし、このLLNを使えば、同時に2ヶ国語の字幕を表示することができる。また、キーボードのボタン1つで前のセリフに戻ったり、セリフをリピートしたりすることもできる。さらに、月に約600円で有料会員になれば、フレーズや単語を保存する機能も使うことができ、非常に重宝している。パソコンでしか使用できないが、Netflixで中国作品を見ている人にはぜひ使ってみて欲しい。

僕は、最初に作品を見る時には日本語、中国語の二カ国語の字幕を表示し、わからない単語や気に入ったフレーズがあれば、保存しておき、見終わった後にエクセルにメモする。そして、その後でまとめて紙に印刷している。この時に僕は1話につき、単語10語、フレーズ10個までと決めている。欲張るとメモする作業が面倒になって続かないからだ。先日、中国人の友達と一緒に僕の今まで書き溜めてきたフレーズを見返していたのだが、なんだかロマンチックなフレーズがやけに多いと指摘された。(笑)

(写真1)LLNを使うと二か国語を同時に表示することができる

 

 

 

 

 

 

Netflixだけでは、見ることのできる作品に限りがあると感じ、最近では爱奇艺というアプリでもドラマや映画見ている。爱奇艺の作品に日本語字幕はないのだが、中国語の字幕だけでも意外と問題ないことに気づいて成長を感じた。いつかは、字幕無しでも理解できるように、これからもドラマや映画を通して中国語能力を向上させていきたい。(染谷圭秀 北京第二外国語学院 2020年)

(写真2)中国の友人に勧められて見た“想见你“(Netflixにはない)。現在、映画を撮っているらしく、映画版もとても楽しみにしている。

ABOUT US
Ryohei ISHIZUKA京都府日中友好協会 青年委員会青年委員長
日本の最大手通信キャリアに勤務の後、中国系通信キャリアの日本法人に転職。現在は企業向けのグローバル人材育成を支援する会社でコンサルタントとして勤務。 また、若者のキャリア構築に関心があり、勉強している認知科学を応用したコーチング理論を勉強しており、これまで延べ100名以上のキャリアサポートを行なった実績があります。 内閣府主催「日本・中国青年親善交流」事業における2020~2023年研修講師を担当。2024年には日本・中国青年親善交流事業に参加。