中国のコロナ意識の高さと対策

1月は数回の補講を除いてほとんど授業がなかった。冬休み期間は自分から積極的に中国語に触れなければと思うのだが、モチベーションの維持がなかなか難しい。オンライン授業で暇している友達からの遊びの誘いも手強く(笑)、中国語に触れる機会が減ってしまったと反省している。

 そんななかでも、中国人の友人とは途切れることなく連絡を取り合っている。彼らとは、日本と中国の出来事や、お互いの近況など他愛のない会話をしている。 大連の大学に通う友達から聞いた話で、例えば、中国のコロナ対策の徹底ぶりには驚かされた。コロナ感染者が連日数名出ただけで、その地域住民を、何百万人という単位でPCR検査するという。

また、資格試験などの際にもPCR検査が義務付けられていて、すでに三回も検査を受けたらしい。感染者が増えていた時には大学の敷地内から外に出られない期間もあったらしく、日本の感染対策との差に驚く。冬休みが始まってもしばらくは大学から出られなかったようだが、現在は帰省のために1週間の隔離期間中で、春節は故郷で過ごせるようだ。中国では日本と比べて、若者もコロナに対する恐怖心や危機意識がかなり強いようで、この点は見習うべきだと思う。 1月は中国語の勉強がなかなか手に付かない毎日だったが、同年代の中国人の勉強熱心な様子を見ていると、自分も負けてられないなと刺激されることが多かった。日本語を勉強している友人とは互いに文章を添削したり、気軽に質問しあったりできるのでとても助けられている。

 冬休みに入ってから、「下一站是幸福」というドラマにハマった。中国のドラマは話数が多く、見応えがある。このドラマも42話あるのだが、あっという間に見終わって、現在は中国語字幕で2周目を見ているところだ。2周目は中国語学習のために、気に入った話を何度も繰り返し見ながら進めているが、主演の宋茜が美人で何度見ても飽きない。(笑)

(写真1) 『下一站是幸福(=働く女子流ワタシ探し)』中国でもかなり流行ったらしい

 

 

 

 

 

 

 

 

あと2週間ほどで授業が再開される。新学期に休み期間の学習成果を実感できるように、モチベーションを維持しながら勉強に取り組める方法を自分なりに確立することが今後の課題だ。とりあえずは自分の好きな女優が出ている中国ドラマを探そうと思う。。。(染谷圭秀 北京第二外国語学院 2020年)

(写真2) おうちじかんは劉慈欣の『三体』を読んで過ごしている

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Ryohei ISHIZUKA京都府日中友好協会 青年委員会青年委員長
日本の最大手通信キャリアに勤務の後、中国系通信キャリアの日本法人に転職。現在は企業向けのグローバル人材育成を支援する会社でコンサルタントとして勤務。 また、若者のキャリア構築に関心があり、勉強している認知科学を応用したコーチング理論を勉強しており、これまで延べ100名以上のキャリアサポートを行なった実績があります。 内閣府主催「日本・中国青年親善交流」事業における2020~2023年研修講師を担当。2024年には日本・中国青年親善交流事業に参加。