留学前の中国の大学への問い合わせは電話が正解

・留学に向けた思い

私は昨年の夏に初めて中国に訪れました。場所は南寧で、目的は中国にあるハンセン病快復村(かつてのハンセン病患者の隔離政策によりできた村で、現在も快復者の方々が生活を送っている村)で村人の生活する環境を修繕するワークや、村人との交流をするためでした。村人と、中国人の大学生と2週間ほど生活を共にしたのですが、言葉が殆ど通じなく、そこで出会ったばかりにも関わらず、壁を作らずに家族のように接してくれるそこで出会った人々にとても惹かれました。 この経験から私は中国人ともっと話したい、中国のことをもっとよく知りたい、またそのことを周りの人々に知ってもらいたいと強く思い、留学を志すようになりました。この思いを忘れずに、この1年間中国語の勉強、また中国について知ることに専念したいと思っています。

・留学に向けて取り組んだ準備

中国語の勉強を進めたことが留学に向けて取り組んだ準備として私が挙げられることです。新型コロナウイルスの影響により、いつ中国に渡航できるか見通しが立たない状況であったため、渡航に向けて準備をしたことはありませんでした。中国語の勉強は、留学が本当に9月からできるのかという不安な思いから勉強に対するモチベーションが少々下がりがちでしたが、HSKの合格を目標にし、モチベーションを保つようにしていました。また、中国にいる友人と連絡を取ったり、中国の映画をよく見たりと、日常的に中国語に触れるように努めました。

・困ったこと  

大学の入学手続きについて不明点がありメールで問い合わせをした際になかなか連絡が無く、不安になったことがありました。1週間ほどしてから連絡を取れたのですが、メールで連絡が取れなくなった場合、電話といった手段でも問い合わせができるよう、口頭で問い合わせる際に使える中国語を習得しておくべきだなと感じました。現在は主に大学とは先生のWeChatで直接連絡が出来るのですが、実際に現地に行った際によく遭遇しうることだと思うので、渡航の前には情報の収集、知っておくべき中国語を習得しておくなどの準備を入念にし、手続きなどをスムーズに出来るようにしておきたいです。(小林凜 広西大学 2020年)

昨年広西大学を中国の学生が案内してくれた際の写真。このキャンパスで勉強をするのが待ち遠しいです。

ABOUT US
Ryohei ISHIZUKA京都府日中友好協会 青年委員会青年委員長
日本の最大手通信キャリアに勤務の後、中国系通信キャリアの日本法人に転職。現在は企業向けのグローバル人材育成を支援する会社でコンサルタントとして勤務。 また、若者のキャリア構築に関心があり、勉強している認知科学を応用したコーチング理論を勉強しており、これまで延べ100名以上のキャリアサポートを行なった実績があります。 内閣府主催「日本・中国青年親善交流」事業における2020~2023年研修講師を担当。2024年には日本・中国青年親善交流事業に参加。