オンライン留学では中国語学習に集中できない後悔も

9月の下旬からバタバタと始まった授業からおよそ半年が経ち、前期が過ぎてしまいました。

この半年は本当にあっという間に過ぎ去ってしまったな、という感覚で、やはり惜しい気持ちが残ります。しかしそれは、勿論中国現地に行けない事実的要因もそうですが、その事実に甘んじ自分の中で中国語学習に取り組むことの優先順位を他の理由をつけ後にしてしまい、学習に集中して取り組めていないというのが正直なところです。

「オンライン留学」は中国現地に行かずに済んでしまうので、日本国内での生活の中で中国語を使う場面は殆ど無く、自ら機会を増やそうとしなければならないように、如何に自分から積極的に取り組むかというのが実際に渡航する場合よりも問われていることを実感しており、現在は目標を明確にするなどし、モチベーションを維持し積極的に行動するようにしています。

悔やまれることがある一方オンライン留学では、日本国内で、自分の身近なところにある「中国」に触れ、新しい気づきを得るという経験が出来ており、それはオンライン留学ならではの利点であるように感じます。今までは、国内で中国人の知り合いは殆どいなく、中国の方との接点を持つことが日常の中でありませんでした。しかし、中国に関することにアンテナを張るようになったり、新しい場所に赴くようになり、身近なところで中国に関する新たな気づきを得たり中国の方と出会い、繋がりを持っていくことが出来ています。

悔しい思いを糧にして、いつか中国を訪れた際や、出会った人々ともっと話せるように今は中国語を、楽しむことを忘れずに学習に真摯に取り組みたいです。(小林凜 広西大学 2020年)

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Ryohei ISHIZUKA京都府日中友好協会 青年委員会青年委員長
日本の最大手通信キャリアに勤務の後、中国系通信キャリアの日本法人に転職。現在は企業向けのグローバル人材育成を支援する会社でコンサルタントとして勤務。 また、若者のキャリア構築に関心があり、勉強している認知科学を応用したコーチング理論を勉強しており、これまで延べ100名以上のキャリアサポートを行なった実績があります。 内閣府主催「日本・中国青年親善交流」事業における2020~2023年研修講師を担当。2024年には日本・中国青年親善交流事業に参加。