単語だけを覚えるのではなく、フレーズで身につくように

半年間、留学の延期をしましたが結局未だに現地に行くことができずに、オンラインでの留学が3月1日から始まりました。韓国には渡航の許可が降りたそうなので非常に羨ましいですが、色々な事情があるために仕方ないと割り切って、今は自分のできることをやっていきたいと思っています。

中国語の勉強方法についてですが、結局は語学においては語彙力がないと話す、聞く、書く、読む、のすべてができないと思うのでひたすらに単語を覚えていけばいいかと思いました。

しかし、人には向き不向きというものがあり、大学受験の英語、古文、漢文の勉強を通して、自分にとって単語帳を買ってやり込むという方法があまり効果的ではないということを実感していたので、なにか他に方法がないかと思い色々と模索した結果、やはり音楽、ドラマ、映画などのスクリプトなどをそのまま暗記することで初めて見る単語を覚えることもでき、さらにその単語の使い方を単語帳の例文よりも苦を感じることなく身につけることができます。

直近で見た、18歳の高校生の苦悩と恋愛が主題ですが、主人公の家庭環境などから両親の望子成龙の意識などといった日本との価値観の違いなどを知ることができ非常に面白い作品です

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、ついに授業が始まり、その中には新聞を読む授業があります。この授業では読解力の他に中国のここ10年の情報を得ることができ、言語を学ぶ上で必要になってくるその国の情勢を知ることができ、ただ言語だけを学ぶために教科書や参考書を買って勉強するよりも、言語にプラスアルファでなにかほかのことも同時に学べる方法がとても効率的だと思いました。

授業で使用している教科書です

 

 

 

 

 

 

 

 

さらに、宿題で作文の提出があったりもしますが、その提出方式がウィーチャットでその作文を音読した録音を先生に送るという今までにはしたことがない方式で、この方法だと発音と文法を同時に添削してもらうことができ非常に効率的だなと思いました。

この文章を読んでいる方は薄々気づいているかもしれませんが、僕は作文が非常に苦手で高校時代に小論文の添削をしてくれた先生を悩ますほどだったので、今学期は特に文章力に注力していきたいと思います。(髙桒龍 華東師範大学 2020年)

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Ryohei ISHIZUKA京都府日中友好協会 青年委員会青年委員長
日本の最大手通信キャリアに勤務の後、中国系通信キャリアの日本法人に転職。現在は企業向けのグローバル人材育成を支援する会社でコンサルタントとして勤務。 また、若者のキャリア構築に関心があり、勉強している認知科学を応用したコーチング理論を勉強しており、これまで延べ100名以上のキャリアサポートを行なった実績があります。 内閣府主催「日本・中国青年親善交流」事業における2020~2023年研修講師を担当。2024年には日本・中国青年親善交流事業に参加。