オンライン留学か現地留学か悩んだ結果

まずは困ったことですが、やはりコロナウイルスのために中国への渡航が不可能となったことで、オンライン授業を受けるか、留学を引き延ばすかの選択をしなければいけなくなったことです。

なぜこの選択で悩んだのかというと、僕は現在大学3年で、もしも留学を引き延ばしたとすると、就職活動が周りの人たちと比べて遅れてしまう可能性があったからです。しかし、僕は現地での生活を体験することを最重視していたので半年間は現地の大学を休学することにしました。しかし、半年後になっても渡航できるようになっているとは限らないので今ではそれが悩みの種となっています。そして、休学の申請の際にも、自分の中国語力不足によって現地の大学とのコミュニケーションがうまくいかずに、大学の先生にも助けてもらったりしました。

しかし、現地に行くことになれば、全て中国語で意思疎通をしないといけなくなり、いつまでも誰かに頼っていられないのでもっと自分の中国語力を高めていかないといけないと思いました。

(大学の授業で使用した本の一部です)

 

 

 

 

今回の留学に向けた思いとしては、一番はやはり語学力の向上ですが、その他に大学の授業で近年急速に発展してきた中国経済について学んだことで、非常に中国経済に興味を持ち、中国の経済政策やその政策について現地の人たちはどのように考えていて、どんな影響を受けているのかを知りたいと思いました。ですので、現地での留学が可能になったら少しずつ現在の中国経済についての調査もしていきたいと思っています。

「取り組んだ準備」

未だに渡航できない状態にある中で、できるだけ中国語に触れたいと思い単語帳で語彙力を付けたり、作文を書いて中国人の先生に添削してもらったりしていますが、やはり聞く力というのが大切だと思い、中国のドラマを見て聞く力を伸ばしています。

内容もとても面白く、字幕を付け聞き取れるまで何度も見返すことで楽しく勉強することができています。やはり、好きこそものの上手なれという言葉があるように、中国語を好きになることで自然に上達すると僕は思っているので、これからも少し違った勉強法をすることで楽しく中国語を身につけていきたいと思っています。(髙桒龍 華東師範大学 2020年)

(最近見た中国のドラマです)

ABOUT US
Ryohei ISHIZUKA京都府日中友好協会 青年委員会青年委員長
日本の最大手通信キャリアに勤務の後、中国系通信キャリアの日本法人に転職。現在は企業向けのグローバル人材育成を支援する会社でコンサルタントとして勤務。 また、若者のキャリア構築に関心があり、勉強している認知科学を応用したコーチング理論を勉強しており、これまで延べ100名以上のキャリアサポートを行なった実績があります。 内閣府主催「日本・中国青年親善交流」事業における2020~2023年研修講師を担当。2024年には日本・中国青年親善交流事業に参加。