オンライン留学には目標設定と中国人の友人作りが大切

留学を開始してから約半年が経ちました。私の場合は入学を半年延期したため、これから秋学期に入ります。恐らく秋学期もオンライン授業になりそうなので、ここでは今後オンライン留学する人に向けて参考になりそうな情報などを伝えたいと思います。

1、ネット環境

オンライン授業は恐らく毎日3〜4時間あると思うので、これからオンライン留学をする場合はまずネット環境を整えるところから始めることをお勧めします。私はオンライン留学が始まった後に自宅のwifiが弱くなっていることに気づいたのでその後が大変でした。中国語学習と並行してwifiを買い直したり設定したりするのはやはりゴタゴタしてしまいます。ネット環境はすぐに整えられるものではないので、長期休暇などで事前に整えておくと、私のようにならなくて済むと思います(笑)。

2、目標を決める

これは普通の留学でもそうですが、特にオンライン留学の場合はモチベーションを保つのがより難しいと思うので、何か具体的な目標を決めておいた方が良いと思います。日本にいると、自然に中国語が聴こえてきたり中国語を使って会話をしなければならないなどの状況にはなりにくいので、自分から積極的に中国語を学びに行かなくてはなりません。私自身は明確な目標(HSK6級取得)を持っていたので、夏休み中も毎日中国語の勉強をすることができました。とはいえ、流石に今の状態で6級を取得するのは難しいと思ったので、夏休み中はHSK5級の対策をしていました。自分とかけ離れた目標を追いかけるのは途中で心が折れると思うので、自分にとってちょうど良い目標を見つけるのも、留学を成功させる秘訣かもしれません。

3、中国人の友達を作る

オンライン留学のデメリットは、現地留学よりも圧倒的に中国人と話す機会が少ないことです。このため、オンライン留学だけでリスニングやスピーキングのレベルを上げるのはかなり難しいように思います。私はHSKの過去問のリスニングを毎日聞くようにしていましたが、HSKの試験当日もリスニングが一番難しく感じました。その時に「もっと中国人の会話のスピードに慣れないといけないな」と思ったので、中国人の友達を作るというのは私自身の目標でもあります。(長田知実 外交学院 2020年)

ABOUT US
Ryohei ISHIZUKA京都府日中友好協会 青年委員会青年委員長
日本の最大手通信キャリアに勤務の後、中国系通信キャリアの日本法人に転職。現在は企業向けのグローバル人材育成を支援する会社でコンサルタントとして勤務。 また、若者のキャリア構築に関心があり、勉強している認知科学を応用したコーチング理論を勉強しており、これまで延べ100名以上のキャリアサポートを行なった実績があります。 内閣府主催「日本・中国青年親善交流」事業における2020~2023年研修講師を担当。2024年には日本・中国青年親善交流事業に参加。