1、前期の授業
今年の3月中旬からオンライン留学が始まり、7月の初めから夏休みに入りました。約3ヶ月の授業を通して分かったのは、オンライン留学でも語学力は伸びるということです。もちろん中国のスピーキングとリスニングについては、現地で中国語のシャワーを浴びた方が伸びは早いと思いますが、今学習しているのは基礎の部分なので、まずはオンライン留学で文法や単語などのレベルを上げることも、この先中国語を話せるようになるために必要なことであるように感じます。私は前期のあいだ毎日のように中国語に触れてきましたが、日本にいながら3ヶ月以上ものあいだ集中的に中国語を勉強する環境に身を置くのは、オンライン留学がなければ無理だったと思います。こうして集中的に中国語を勉強するという期間は、この先もう無いように思われますし、日本にいながらこれだけ中国語に向き合うことができたことは、自分にとって自信になりました。
2、前期のクラス
外交学院の場合、ほとんどの生徒が後期では前期よりも一つ上のクラスに上がることになっています。そのためクラスメートは変わりませんが、先生が前期と後期で入れ替わります。前期の最終日はクラスメートと先生とで記念写真を撮りました。終始アットホームなクラスだったので最後は名残惜しい気持ちになりました。また最後に先生が「长田、もし北京に来たら連絡してね。みんなで一緒に中華料理を食べに行こう。」と言ってくれたことがとても嬉しかったです。私以外のクラスメートは既に北京に入国し、何度か対面で会う事もあったようだったので、先生の温かい気持ちに感動しました。
3、HSK
7月の初めから夏休みが始まりましたが、今まで毎日のようにあった授業が無くなり、少し物足りなさを感じつつ毎日を過ごしています。それでも毎日一回は必ず中国語に触れるよう、自分で決めました。特に、夏休みに中弛みすることがないよう8月に行われるHSKに申し込んだので、毎日HSKの対策に励んでいます。平日は単語を1日150語覚えるようにし、文法は前期の授業で習ったものを復習しています。もう本番まで1ヶ月を切ったので、次はリスニングにも着手していく予定です。
4、“梁住”
初めての授業の際に「バイオリンが弾ける」と自己紹介したところ、先生が「中国には梁住という有名なバイオリンの曲がある」と教えてくれました。YouTubeで調べてみたところ私にも弾けそうだったので、この夏休みを使って練習することにしました。この曲はバイオリンというより二胡のようなメロディーが特徴的で、とても中国らしい曲です。この曲は中国人なら誰でも知っている悲しい愛の物語がテーマだそうですが、いつかその物語を中国語で読めるようになりたいと思います。物語を理解できれば、その場面を思い浮かべながら弾くことができるので、更に良い音楽ができるような気がします。いつか北京に行ける日が来たらクラスメートたちに披露できるよう、中国語学習と合わせて精進していきたいです。(長田知実 外交学院 2020年)