留学の連絡は直前まで来ず、手続きはすべて英語

・留学に向けた準備

9月初めまで受け入れ大学から一切連絡がなく、オンライン授業になるのか、入学延期になるのか、今後の予定が全くが分からなかったので夏休みの間は不安な気持ちで一杯でした。それでもHSK の試験勉強などをして中国語を忘れないようにはしていました。そして9月に入った辺りに、来週からオンライン授業が始まる事やオンラインで入学手続きを行う事などについて連絡が来ました。私は休学制度を利用して、入学を来年の3月に延期するつもりだったので、入学手続きと並行して入学延期の手続きの方も行っていました。そして先週、大学側から入学延期の申請を正式に許可するという連絡があり、ほっとしました。やはり現地で留学したいという思いが強かったので、来年の3月には渡航できるという保証はありませんが、現状よりも良くなることを願っています。

・困ったこと

オンラインで入学手続きを行った際、説明が全て英語だった事に驚きました。今年は17ヵ国から留学生が留学予定で、日本人は私一人でしたが、まさか英語で説明されるとは思ってもみませんでした。また全ての留学生と自己紹介を行った際、他の留学生の英語と中国語のレベルの高さにも驚きました。私は英語と中国語ともにオンラインでの説明が全て分かるようなレベルではなかったので、入学までの半年の間に中国語はもちろん、英語の勉強もしなくてはと思いました。

・留学に向けた思い

入学が来年の3月に延期することが決まった時は、本当に半年後には北京に渡航できるのだろうか、もし来年もオンライン授業だったらどうしようと、ネガティブな事ばかり考えていました。しかし最近は、むしろ半年もらえてラッキーだと思うようになりました。というのも、半年多く留学の準備や語学の勉強ができる事に気が付いたからです。またオンラインでの入学手続きの際には、説明の半分くらいしか理解できず、このまま留学することにならなくて良かったと思いました。今回の経験を生かし、また同じ事にならないよう、この半年は通っている大学の授業と両立しながら、中国語の勉強により励んでいきたいと考えています。そして半年後、仮にオンライン授業であったとしても、今度は困ることのないよう、語学も健康も万全の状態で臨みたいと思います。(長田 知実 外交学院 2020年)

夏休みに読んだ文献

昨年訪れた北京にある万里の長城

ABOUT US
Ryohei ISHIZUKA京都府日中友好協会 青年委員会青年委員長
日本の最大手通信キャリアに勤務の後、中国系通信キャリアの日本法人に転職。現在は企業向けのグローバル人材育成を支援する会社でコンサルタントとして勤務。 また、若者のキャリア構築に関心があり、勉強している認知科学を応用したコーチング理論を勉強しており、これまで延べ100名以上のキャリアサポートを行なった実績があります。 内閣府主催「日本・中国青年親善交流」事業における2020~2023年研修講師を担当。2024年には日本・中国青年親善交流事業に参加。