日本と中国、礼儀作法と生活リズムの違いとは

中国と日本は似ていると言われますが、私個人として海外は海外であるという認識です。

まずは似ているところから紹介致します。

私が似ていると思うところは1点だけでそれは言語です。やはり国同士が近いだけに単語の発音が非常に似ている部分が多くありました。あとは、使われている文字です。文字に関しては元々中国から入ってきた漢字を現在日本でも使っているため、この点は必然かと思います。実際私も以前は中国で1年と4ヶ月間留学をしておりましたが、それでも単語がわからない事は多々ありました。そんな時には予測する。こればかりは日本人の特権ですね。

続いて異なった部分については2点紹介します。

1点目が礼儀作法の違いについてです。もちろん中国人にも相手を思いやる気持ちなどございますが、日本人ほどではありません。「ありがとう、谢谢」この言葉はよく耳にしますが、日本人の「すみません」この言葉は日本特有ではないでしょうか。さまざまな場面で使われる言葉です。私が実際に現地で生活している時よく日本語の「すみません」にあたる「不好意思」という言葉をよく使っておりました。しかし、現地人からしたら何を謝ってばかりいるのだ。という認識になります。こうした経験を通して日本の礼儀を重んじる文化は非常に美しいものなのだなと実感しました。

2点目が生活リズムです。日本では朝7時ごろ起きて学校や会社に行き、食事をとり、夜11時ごろ寝ます。中国では基本的には同じなのですが学生であれ、社会人であれお昼に必ず30分から1時間昼寝をするのです。そのため、お昼休みも日本より長く2時間近く取られています。私も一時期昼寝をして授業を受けたりしておりましたが一度軽く休むことによって午後には集中して物事に取り組むことができました!寝過ぎてしまうと逆に疲れてしまいますが軽く寝る分には非常に良い効果があるように感じます。実際日本でもこの研究はされており、昼寝は良いとされています。ただ、なかなか休み時間が少なく、時間をうまく利用しながら休息を取り必要があります。

その他にもたくさん面白い違いがあると思います。是非ご自身の目で確かめていただくことをお勧め致します!(大村光輝 南開大学 2020年)

ABOUT US
Ryohei ISHIZUKA京都府日中友好協会 青年委員会青年委員長
日本の最大手通信キャリアに勤務の後、中国系通信キャリアの日本法人に転職。現在は企業向けのグローバル人材育成を支援する会社でコンサルタントとして勤務。 また、若者のキャリア構築に関心があり、勉強している認知科学を応用したコーチング理論を勉強しており、これまで延べ100名以上のキャリアサポートを行なった実績があります。 内閣府主催「日本・中国青年親善交流」事業における2020~2023年研修講師を担当。2024年には日本・中国青年親善交流事業に参加。