1年の中国留学を2回経験した過ごし方の違い

前期を終えてということで今回も現地留学とオンライン留学についての二本立てでお伝えしていきます。

「以前」

私は過去のレポートにも記載しましたが2度留学を重ねています。

振り返ってみると留学の前半と後半では自身の行動や想いが全然違いました。

というのも、前半はやはり不安や緊張が勝ってしまい思うように意思を伝えられず、どうしても消極的になってしまうことが目立ちました。そして何よりの失敗が授業時間以外は机に張り付いて講義の予習復習に明け暮れる日々にありました。たしかに文法や単語は徐々に身に付いていきました。一見正しいように感じられます。

もちろん、それも一つの方法でしょう。しかし、机に張り付くことは日本でもできるのでは?と思い知ることが数ヶ月後に明確になって来ました。授業を進めていくうち、クラスメイトの口語が明らかに伸びているのです。一方私は口を開いていた時間は確実に少ない。現地にいるのにそこでしかできないことを行なっていなかったのです。この点だけは今でも後悔し続けています。そしてこの前半の生活を取り戻すべく後半には行動を一変しました。

半年が過ぎ、口語に不安はあるもののある程度の自信もつき、行動も積極的になって行きました。生活も会話も慣れこそが何より自信に繋がります。前半は根気との勝負です。失敗を恐れず立ち向かう勇気さえ持っていれば今後後悔することはないかと。そして語学が伸びたのも後半の生活にあるように感じられます。やはり大事なのは積極的な態度ですね。留学前期に感じた通り授業も大事ですが、個人的には積極的に旅行に行ったりスポーツを通して交流したりしたことが語学力向上に繋がると思います。

ということで当時の思い出に残っている旅行とSUP国際大会に出場した時の写真を添付しておきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「今回」

オンラインでの中国留学を始めて半年が経ち前期を終えました。

私も学校側も初めてのオンライン授業で初めの方は通信環境の問題やトラブルに見舞われることが多くありましたが、徐々に改善していき、慣れもありますが比較的集中して講義に取り組めていたのではないかと感じます。

はじめ、ウイルスの関係により渡航できないことを心より残念に思い、辛い日々を過ごしていました。しかし、今現在留学を試みている人には辛いかもしれませんが長い目で見てみるとネットの環境が整いつつあり、結果としてオンラインでの短期プログラムが増えたように感じられます。したがって語学を学びたいけど留学へ行くほどの時間等が作れないという人には大きなチャンスが巡って来たのでは無いでしょうか?こういった学びのチャンスが増えたというのはとても良いことだと思います。自身も学校の授業がない時(冬休み、春節等)を利用して短期のオンラインプログラムに応募し、受講しています。

しかしながら半年間を終えて、早く現地で直接学びたいという想いが増す日々です。やはり直接学ぶことを勝るものはありません。質問等があってもオンラインではチャットを使って解決できないことはないですが、どうしても時差が生まれてしまい不便さを感じます。

来学期もオンライン授業が続きそうです。私をはじめとして辛い思いをされている方が居ます。こういった時、悪いことばかりに目を向けてしまいがちです。しかし、下を向いていては自身のモチベーションも右下がりになってしまうのでは。少しでも前を向いて今は整いつつあるオンライン化の波に乗って耐え凌いでいくしかありません。

オンライン授業も残り半分!ここからは前期よりも積極性を持って臨みます!(大村光輝 南開大学 2020年)

ABOUT US
Ryohei ISHIZUKA京都府日中友好協会 青年委員会青年委員長
日本の最大手通信キャリアに勤務の後、中国系通信キャリアの日本法人に転職。現在は企業向けのグローバル人材育成を支援する会社でコンサルタントとして勤務。 また、若者のキャリア構築に関心があり、勉強している認知科学を応用したコーチング理論を勉強しており、これまで延べ100名以上のキャリアサポートを行なった実績があります。 内閣府主催「日本・中国青年親善交流」事業における2020~2023年研修講師を担当。2024年には日本・中国青年親善交流事業に参加。