中国のバスは時間通りに来ないけど、問題ない理由

今回は日本ではあまり体験できないことについてお話しします。

海を跨ぐことでそれは全く別の世界。人の生活習慣や行動、時間の流れ、文化がまるで違います。こうした違いに触れることは非常に新鮮でした。

私はなんと言っても記憶に残っているのはバスに関することでした。日本では時間通りに到着し、時間通りに出発します。早くついた場合には時間調整が徹底されています。

しかし、それは日本に限った話、現地では時刻表というものはあるものの、時間通りに来ることはほとんどありませんでした(場所による)。バスが早く行ってしまったり、全然来なかったり度々振り回されていました。留学して、数ヶ月後バスにつけられたGPSを追うことができるアプリを入手し、それからはある程度スムーズに乗れるようにはなりました。

その他にも乗客がバス停でも無いのに、降ろして!というとその場で停まる優しいバス運転手さんも。しかし、これに限っては少数派です。基本的には停まりません。ただ、日本ではそんなこと考える人も停まることもないので面白いと感じました。

私はこうした経験は日本ではないことを中国人や他の外国人に話すと日本人とても律儀だよ!こんなことはない!と言われました。改めて日本人の文化の美しさを感じられ、海外に初めていく際には抵抗がある文化の差異ですね。

今回はバスについて紹介しましたが、これはほんの一例に過ぎません。他にも日本には無い面白い違いは盛り沢山です。留学へ行く際はぜひいろいろ見て回り、日本のことについても発信していって欲しいです。

最後にバスから降車後に撮った景色の写真一枚を掲載しておきます。(大村光輝 南開大学 2019年)

ABOUT US
Ryohei ISHIZUKA京都府日中友好協会 青年委員会青年委員長
日本の最大手通信キャリアに勤務の後、中国系通信キャリアの日本法人に転職。現在は企業向けのグローバル人材育成を支援する会社でコンサルタントとして勤務。 また、若者のキャリア構築に関心があり、勉強している認知科学を応用したコーチング理論を勉強しており、これまで延べ100名以上のキャリアサポートを行なった実績があります。 内閣府主催「日本・中国青年親善交流」事業における2020~2023年研修講師を担当。2024年には日本・中国青年親善交流事業に参加。