南開大学でのオンライン留学と現地留学の違い

以前の留学についてと今回の留学についての二本立てで発信致します。その理由としては、今回の留学に関してはオンラインで進んでいるからです。

  1. 以前の留学。

留学前、歴史の深い日本人は敵視されることもあるのでは無いかと不安を感じておりました。それでも実際には大きな偏見を持っていただけ(一部地域、人を除く)で非常に丁寧に接して下さいました。今日も中国人にいい印象を持たないと答える人は全体の9割。全ての人間が悪いわけではないと発信したく思いました。

  • 現地人はとにかく物事をはっきり言える人に対して好意を示し、日本人に伺える内気な性格の人に対しては嫌悪感を持たれる。
  • 授業に関して中国語での授業ということで不安に感じていたが、実際には先生がレベルにあった話し方、話す速度をするので慣れる
  • 場合によっては英語で訳してくれたり、至れり尽くせりの授業。

我々外国人に寄り添った授業の仕方で非常に満足でした。

  1. 今回の留学

オンラインのイメージとしてPDFをスクリーンで共有したり、板書を画面越しに見たりすることを想像していました。実際には、非常に苦労の絶えない日々です。

  • 黒板は全面入り切らず、PDFは画面越しにスクリーンに映るものを見るだけで見にくい。
  • 質問があってもなかなか先生と話す機会を設けられない。テキストで質問はできるがすぐ返事がもらえる場合ともらえない場合がある。
  • 現在クラスでオンラインをやっているのはわたし含め2〜3人。先生もなかなかこちらに気を遣ってくれず、学生同士の発表や討論には参加できない。時より通信が切れてしまうことも。

もちろん良い点も0ではありません。

  • 日本にいることで日本語の教材を手に入れることができたり、資料を閲覧することができる。

オンラインはやはり不自由が目立ってしまいますが、メリットにも目を向け、今後ともやれることを見つけ、有意義な時間の使い方をしたいです。(大村光輝 南開大学 2019年)

ABOUT US
Ryohei ISHIZUKA京都府日中友好協会 青年委員会青年委員長
日本の最大手通信キャリアに勤務の後、中国系通信キャリアの日本法人に転職。現在は企業向けのグローバル人材育成を支援する会社でコンサルタントとして勤務。 また、若者のキャリア構築に関心があり、勉強している認知科学を応用したコーチング理論を勉強しており、これまで延べ100名以上のキャリアサポートを行なった実績があります。 内閣府主催「日本・中国青年親善交流」事業における2020~2023年研修講師を担当。2024年には日本・中国青年親善交流事業に参加。