留学前に中国語の自分のレベルを把握しておくことが大切

留学前はまず基礎を固め、現在自分のいるレベルを把握することが何より大切なことかと思います。現地では必修科目とは別に選択科目が存在します(各大学による)。その時に自身の立ち位置を把握できていないとどの科目(クラス)を受けるべきなのか戸惑うかと思います。一方、把握していれば伸ばしたい分野の強化を的確に行うことができます。

○本科生向け レベル分けされた専門授業が受けられます。レベルの判断材料として私は読んだ本は初級編なのか、中級編なのか、上級編なのかという点に着目するようにしていました。 また本科のクラスメイトの9割以上が現地人です。もし、本科留学生であっても語学に不安がある方はHSK6級を目指し、中国語を固めるという選択肢も大切かと思います。

○語学生向け 中国語のレベルを把握する新HSK(汉语水平考试)という試験があります。下は1級から上は6級まであります。具体的なレベルに関してはHSK公式ホームページ等に載っているのでご覧下さい。この試験を留学前に受けていくことで授業選択にさほど困ることはないでしょう。

私は語学を伸ばす方法として下記の方法を行なっています。

○リスニング Youtube等にアップされている中国のドラマやバラエティを観たり、中国の音楽を聴くようにしています。音楽に関しては中国の歌だけでなく、日本の名曲が中国語に吹き替えられたもの等がインターネットに掲載されており、比較的馴染みやすいのではないでしょうか。

○筆記や口語 HelloTalk という語学勉強アプリを活用しています。実際に現地の人とやりとりをし、お互いに言語を教えあったりすることが可能です。また、現地のリアルタイムな情報を集めることも可能です。留学先の情報も仕入れることが可能なのでオススメ致します。

留学中の時間の使い方はもちろん、留学前の過ごし方も大切かと思います。充実した時間を送るためにも是非自分にあった勉強法等を見つけて下さい!

最後にオンライン授業の様子を添付しておきます。現地に行けないことは残念ですが、このことをメリットとして受け取り、本を読み知識を付けるようにし、充実した時間にするよう心がけています。(大村光輝 南開大学 2019年)

ABOUT US
Ryohei ISHIZUKA京都府日中友好協会 青年委員会青年委員長
日本の最大手通信キャリアに勤務の後、中国系通信キャリアの日本法人に転職。現在は企業向けのグローバル人材育成を支援する会社でコンサルタントとして勤務。 また、若者のキャリア構築に関心があり、勉強している認知科学を応用したコーチング理論を勉強しており、これまで延べ100名以上のキャリアサポートを行なった実績があります。 内閣府主催「日本・中国青年親善交流」事業における2020~2023年研修講師を担当。2024年には日本・中国青年親善交流事業に参加。