留学を終えて、目標をたてることが最も大切だと実感

早いもので最後のレポートとなりました。ちょうど一年前、留学はおろかオンライン授業があるかどうかも分からずやきもきしていたことがとても懐かしく感じられます。

留学する人へのメッセージということで、大したものではありませんが、自分の経験からお伝えします。

まず一番大事だと思ったのは目標をたてることです。これは当たり前のことかもしれませんが、私はその中でも目標の決め方が重要だと思っています。例えば、「語学力をあげる」と言っても少し抽象的すぎるので、具体的に何をするかはまた別に決めることになります。私の話をしますと、中国語を勉強するモチベーションが現地に行って見聞を広めることと中国語での会話が弾むこと(楽しく会話できること)なのですが、オンライン授業だとどちらの機会も多くなく、勉強の目的を見失ってしまうことがありました。そうなった時、具体的な目標(単語暗記何個など簡単な目標)を紙に書き出して目標を明確にしていました。

今もなお現地に行けるのがいつになるのか分からない状況ですが、オンライン授業を受けるというのも選択肢の一つとして良いと思います。私のこの一年は怠惰な自分との戦いといった感じでしょうか、授業後もいかに頑張るか模索していましたが、結果として自分にとって良い経験となりました。自分と向き合う時間が持てたことで、自分について発見がありました。もちろん語学力も向上したので、この状況下においての私の目標は達成することができました。語学学習という面においてはオンライン留学でも十分ではないかと思います。

早く従来のように自由に行き来ができる状態になりますように。

最後になりましたが皆様の留学生活が実り多いものであることを願っております。ありがとうございました。(大塚萌々 北京語言大学 2019年)

ABOUT US
Ryohei ISHIZUKA京都府日中友好協会 青年委員会青年委員長
日本の最大手通信キャリアに勤務の後、中国系通信キャリアの日本法人に転職。現在は企業向けのグローバル人材育成を支援する会社でコンサルタントとして勤務。 また、若者のキャリア構築に関心があり、勉強している認知科学を応用したコーチング理論を勉強しており、これまで延べ100名以上のキャリアサポートを行なった実績があります。 内閣府主催「日本・中国青年親善交流」事業における2020~2023年研修講師を担当。2024年には日本・中国青年親善交流事業に参加。