オンライン留学では積極的に声をかけないと全く交流できません

授業以外ではなかなか交流の機会が持てませんでした。それぞれ仕事をしていたり、各々予定があって忙しそうにしていたのが印象的です。でも交流の機会が全くなかったわけではありません。パワーポイントを用いテーマに沿って発表をするという課題が頻繁にあったので、クラスメイトの住んでいる国の文化や社会について知ることができました。この発表を通してクラスで交流できたと思います。ポルトガル、インドネシア、タイ、フランス、ベネズエラなどなど。でも兄弟がいるいないとか、そういった個人的なことはあまり共有し合うタイミングがありませんでした。

前述は留学後半の話ですが、前半では会話練習をする際にwechatの電話機能を使っていて、その際にパートナーと個人的な話をする機会がありました。その時私たちは会話練習が終わってしまっていて、他のグループが終わるのを待機していた時にたまたま話すことが出来ました。そこからそのクラスメイトとは個人的なやり取りをするような関係になりました。ですからもしオンライン授業の中で友達を作ろうと思うなら自分から積極的に声をかけることが大事だと思います。授業に関する質問などは話のきっかけになりやすいと思います。

最後の授業の時に、それぞれ一言コメントをするタイミングがあったのですが、その際に本当ならみんなともっと交流できたのに残念だという声があって、みんな思うことは一緒だったんだと思いました。何のきっかけもなしにいきなりメッセージを送るのははばかられてしまいましたが、もっと積極的にいってもよかったかなと思っています。(大塚萌々 北京語言大学 2019年)

クラスの様子(ぼかし強め)

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Ryohei ISHIZUKA京都府日中友好協会 青年委員会青年委員長
日本の最大手通信キャリアに勤務の後、中国系通信キャリアの日本法人に転職。現在は企業向けのグローバル人材育成を支援する会社でコンサルタントとして勤務。 また、若者のキャリア構築に関心があり、勉強している認知科学を応用したコーチング理論を勉強しており、これまで延べ100名以上のキャリアサポートを行なった実績があります。 内閣府主催「日本・中国青年親善交流」事業における2020~2023年研修講師を担当。2024年には日本・中国青年親善交流事業に参加。