留学前はHSK5級の本と中国語検定2級の本を使って勉強

留学に向けて取り組んだ準備はHSK5級の本と中国語検定2級の本を使って中国語を勉強したことです。語彙力を増やすことと、試験対策を目的として勉強をしていました。HSK5級の長文テキストには、中国の文化や物語など様々な話が載っているので勉強しながら中国の知識も増えました。中国語検定2級の本は文法を整理して覚えることができるので、自分の苦手な文法の使い方を見つけて、文を作り練習をしました。その他にインターネットで中国の文化、私が留学に行く甘粛省や蘭州大学、中国のニュースなどを調べました。

 

 

 

 

 

私は大学一年生の時に第二外国語で中国語を履修したことがきっかけで中国語を勉強し始めました。大学での専攻は中国語専攻ではないため、大学三年生からは必須科目の中国語が無くなり、それからは独学で勉強をし始めました。大学三年生の時に短期留学で北京に行ったことがあるのですが、短期間では学び足りなかったので長期留学に行ってスピーキング力とリスニング力を更に伸ばしたいと思いこの公費留学に応募しました。

独学だとわからない問題があった時に理解を深めることが難しい時がありましたが、そういう時は中国人の友達に助けてもらったりインターネットで解説を調べたりして理解をしました。また、中国語検定に受かることを目標にして勉強のモチベーションを保っていました。この留学を通してリスニング力とスピーキング力を鍛えたいと思います。また、現地の学生さんたちと交流をして、日中の友好を築けたら良いなと考えています。

困ったことは日常生活の中で中国語に触れる機会が少ないことです。少しでも中国語に触れるために、中国人の友達と微信でメッセージやテレビ電話をしたり、チャイナタウンにある中国人の人がたくさん来るお店に行って中国語に触れたりしました。中国語に意識をして街中を歩いてみると、駅やメニュー表など至る所に中国語を見つけました。今後も街中を歩く時は中国語のアンテナを張って歩こうと思います。(石井杏奈 蘭州大学 2019年)

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Ryohei ISHIZUKA京都府日中友好協会 青年委員会青年委員長
日本の最大手通信キャリアに勤務の後、中国系通信キャリアの日本法人に転職。現在は企業向けのグローバル人材育成を支援する会社でコンサルタントとして勤務。 また、若者のキャリア構築に関心があり、勉強している認知科学を応用したコーチング理論を勉強しており、これまで延べ100名以上のキャリアサポートを行なった実績があります。 内閣府主催「日本・中国青年親善交流」事業における2020~2023年研修講師を担当。2024年には日本・中国青年親善交流事業に参加。