オンラインの中国留学で面白かった2つのエピソード

早くも2021年の2月が終わろうとしています。昨年2020年の2月と言えば、ちょうど、留学準備のため、健康診断を受けに行った時期でした。当時は、公費留学生に内定をもらったばかりで、不安なことも多く、「提出書類に不備があって留学生資格を取り消されたらどうしよう」等と毎日緊張しながら、日々を送っていたと記憶しています。

そんな私が、今の楽観的な私を見たらどう思うのでしょうか。何せ、留学先大学の入学申請書の存在を締め切り当日に初めて知った様な私です。結果としては、大学側の不備でしたが、当時はかなり肝が冷えました。この一件以降、私の中には「なんとかなるさ」意識が芽生えた様に感じます。
さて、今月のレポートテーマは、留学中に経験した面白い、変わった体験です。オンライン留学には、初めて体験する面白い事がたくさん有ります。今回は、その中でも特に面白かった出来事を2つ程紹介したいと思います。

1つ目は、騒音によって授業が中断される事が多々あるという事です。オンライン授業には、先生も自宅から参加します。つまり、先生の自宅周辺で工事等が始まった際は、授業を中断せざるを得ないのです。半年で2回程、工事の騒音による授業中断を経験しました。また、反対に生徒の自宅周辺で工事が始まり、該当生徒が一日中マイクオフなんてことも起こり得る事です。実際に、私も近所で稲刈りが始まった際、1日中マイクオフで授業に参加した経験があります。

2つ目は、時差の為、生徒の大半がいつも眠たそうな事です。私のクラスは半数が欧州在住です。つまり、私にとって16時スタートの授業は、彼らにとっては7時スタートの授業。これが毎日となると、眠たいなんてものではありません。電気もつけず真っ暗なまま布団の上で授業を聞く生徒もいる程です。寝起きの彼らと、起きてから8時間以上が経過している私とでは、明らかにテンションに差があります。先生も思わず笑ってしまう程には愉快です。

(写真1)写真右端、アイスランド人のクラスメイトはいつも眠たそう。常に部屋を暗くして、顔が見えるギリギリの明るさで授業を受けます。

 

(写真2)「突然の稲刈りに焦る私」突然の稲刈りに、慌てて翻訳機を使って状況を伝えた記憶があります。先生がチャットに気がつかず、アイスランド人の友人に伝えてもらったことを覚えています。

ABOUT US
Ryohei ISHIZUKA京都府日中友好協会 青年委員会青年委員長
日本の最大手通信キャリアに勤務の後、中国系通信キャリアの日本法人に転職。現在は企業向けのグローバル人材育成を支援する会社でコンサルタントとして勤務。 また、若者のキャリア構築に関心があり、勉強している認知科学を応用したコーチング理論を勉強しており、これまで延べ100名以上のキャリアサポートを行なった実績があります。 内閣府主催「日本・中国青年親善交流」事業における2020~2023年研修講師を担当。2024年には日本・中国青年親善交流事業に参加。