コロナウイルスの影響で日本待機が長引いており、北京に戻りたい気持ちがどんどん強くなっている。しかし現在、ビザや居留許可を持つ外国人の中国入国が停止されており、留学再開はほぼ期待できない状況にある。
授業については、今までもオンラインで授業は配信されていたものの、科目登録などはしなくてよかったのだが、30日から本格的なオンライン授業が始まり、ネット上で科目登録もすることになった。そして毎日新しい講義の音源や教材のPDFなどがウィーチャットを通じて送られてくるようになった。また中国以外の国での感染が拡大していることから、発熱などの症状はないか、旅行の予定はないかなどを担任の先生にウィーチャットで毎日報告するように求められている。
このような状況なので、現地に留学して中国語を学んでいる時よりも、中国語を使う機会は少なくなってしまっているのだが、そういった中で、私が大学のオンライン授業に加えて、中国語学習やモチベーション維持のためによく見ている動画や、使用しているアプリなどを紹介したい。どれも日本にいても見られるものだ。
陈翔六点半
云南爆笑江湖文化传播有限公司という会社が制作しているコメディー動画シリーズで、YOUTUBEや爱奇艺、Youkuなどでほぼ毎日配信されている。まれにシリアス回もある。オムニバス形式で、1話は長くても10分程度なので気軽に見ることができる。また日常会話で使われそうな表現がたくさん出てくるので勉強になる。1.25倍速ほどに編集されているので、私はいつも0.75倍速で見ている。
李姉妹ch(YouTube)
日本在住の中国人姉妹が、中国語のよく使う表現、聞き流しの音声、中国語を勉強する上でオススメのドラマや曲、おすすめアプリなど中国語学習に役立つ情報をたくさん紹介してくれるチャンネル。また中国語学習動画だけでなく、中国文化、中国で流行っているもの、中国コスメ、さらには李家の事情や姉妹の生い立ちなどいろいろなエピソードも聞ける。日本と中国両方に関わりがある姉妹ならではの視点がたくさん聞けておもしろい。
アプリ「得到」
最近このアプリの存在を知って、使い始めた。中国人向けの学習アプリで、オーディオブック形式のものや、大学教授や文化人の講義形式のものに加え、毎日配信される無料のコンテンツもある。課金が必要なコンテンツについても安価だ。またすべてのコンテンツにスクリプトがついているため、中国語学習がしやすい。内容は専門的なものがほとんどで、使われる語彙も難しいものが多いが、さまざまな分野が網羅されており、内容もためになるものばかりだ。私は「逻辑思维」という毎日更新される10分程度のものをよく聞いている。(横山佳代 北京語言大学 2019年)