1月3日に期末テストやレポートが一段落した。試験には無事全て合格しており、また皆勤賞と、その景品の大学のロゴ入りトートバッグもいただくことができた。
中国人との交流について
毎週末食堂で日中言語交換をする集まりがあるため、参加するようにした。そしてそこで出会った中国人たちと一緒に映画を見に行ったり、カラオケに行ったり、日本料理を食べに行ったりもした。また大学以外では、中国版Twitterのウェイボを通じても、知り合いができた。そのうちの1人は、日本のほとんどの県に旅行したことがあるほどの日本通の方だが、「中国のことや北京のことで困ったことやわからないことがあったらなんでも聞いて」とも言ってくれ、いつもとてもよくしてくださっている。他にも、先生たちはみなさん優しくて熱心だし、寮の阿姨はぶっきらぼうだけれど、とても頼りになる。
新型肺炎について
私は日本で予定があったため、1月12日に冬休みが始まってすぐ日本に帰国していた。その頃から武漢で新型肺炎が発生したというニュースはわずかながら報じられていたものの、あまり気にも留めていなかった。そしてここまで大きな流行になるとは当然ながら予想だにしておらず、2月は南京など中国の南の方を旅行しようなどとのんきに考えてもいた。
だが、21日ごろから急にニュースでも大きく取り上げられはじめ、ウィーチャット上で先生からの注意喚起も行われるようになった。23日には事態がさらに深刻化し、現在北京にいるかいないか、すでに帰国している場合はいつごろ北京に戻る予定か、北京以外に中国の他の都市に行ったか、などを大学に報告するよう求められた。また故宮博物院や国家博物館、国家図書館なども臨時閉館も決定した。そして26日には、北京市内のすべての大学の春学期の開始を延期する、との発表があり、その日のうちにウィーチャットを通して大学からも正式に通知があった。そしてすでに帰国している留学生は指示があるまで北京に戻ってこないよう言われた。
北京における新型肺炎の情報について、私はウィーチャットの「北京本地宝」の公式アカウントをチェックしたり、北京の中日友好医院で勤務している方のツイートなどを参考にしていた。
春学期の開始がいつになるのか、またいつ中国に戻れるのかなどは今のところまだ分からない状況だが、日本でできる範囲で学習を進めていきたいと思う。(横山佳代 北京語言大学 2019年)