12月は試験やレポート、プレゼンなどがもりだくさんで、留学が開始してから一番忙しい一か月だったように感じる。しかしどんなに忙しくとも、週に1回は中国人と必ず言語交換をするよう心がけた。私は留学開始前に日本語教師養成科に通って日本語の教え方を勉強していたのだが、その知識が言語交換の際に役立っていると強く感じる。事前に日本語の教え方を本格的に学んでおいてよかったな、と思う。
大学生活、期末試験など
前半の授業が終わってしまったことが驚きだ。本当に一瞬だったなと感じる。生活に関しては、ルームメイトとの生活習慣の違い、またトイレやシャワールームの衛生状態など細々とした問題はあるにしろ、慣れてしまえばそれなりに快適で、日本で大学生だった頃に比べて学習に集中できる環境が整っているように思う。例えば、北京語言大学は中国の大学にしては小規模で寮と教室も近く、午前の授業が終わったら部屋で休憩して午後の授業に出ることもできる。
食生活に関しても、日本で大学生や会社員だった頃は、毎日食事を調達するのが億劫で、コンビニ弁当などで済ませることも多かった。しかし北京語言大学の食堂は朝8時から夜9時まで毎日営業しているしおいしくて安いので、食事に困ることはない。また都市部だけではあるが、出前も日本に比べてかなり発達しているため、日本でいた頃よりよっぽど健康的な食生活を送れている気がする。さらに、果物も日本に比べて安いので、食べる機会がとても増えた。
期末試験については、プレゼンと口頭試験がそれぞれ1つずつ、筆記試験が3つ、レポートが1つあった。年明けにもテストが1つ控えている。年明けにHSKも受験しようと思っているため、勉強漬けの年末年始になりそうだ。
北京のゴキブリ事情
最近ショックなことは、寮の部屋でゴキブリが出るようになってしまったことだ。部屋は毎日掃除しているし、ルームメイトも綺麗好きのため、夏の間は階で共用のシャワールームには大量にいたものの、部屋で出ることはほとんどなかった。
ルームメイトによると、シャワールームやトイレはかなり寒いため、一日中暖气(セントラルヒーター)がついている各部屋にゴキブリたちが避難してくるためのようだ。それに加え、どうやら隣の部屋の衛生状態もあまりよろしくないらしい。北京には、東京などでよく見かける大きい種類のゴキブリはおらず、小さい種類のチャバネゴキブリしかいない(多分)ということが唯一の救いではあるが、やはり気持ちのいいものではないので、駆除用品を大量に買って対処している。スーパーなどで日本の駆除グッズを手に入れることもできる。(横山佳代 北京語言大学 2019年)
ムスリムのクラスメイトもいるので、ハラル料理屋です。語言大学の敷地内に、ハラル料理屋があります。