送迎バスでも中国人との出会いが

語学習得において、現地の人々との交流はとても良い影響を与えてくれると感じています。上海に留学に来てから感じることは、その地で文化を肌で感じ知ることは語学習得、向上において必要不可欠だということです。その方法の一つとして現地の人々との交流です。

私が通う華東師範大学では、学期始まりに空港まで迎えのバスが来てくれるサービスがあります。留学生事務室の先生方や本科生の留学生、中国人学生が迎えてくれます。私はこのピックアップサービスで本科生の中国人学生と出会いました。「よかったら友達になりませんか。」と声をかけてくれたことがきっかけでした。彼女は日本語を勉強しているため、普段から日本語と中国語の相互学習が出来ています。その中で感じることは、文化や習慣が言語に表れているということです。自分の言いたいことが必ずしも直訳で中国語に言い換えられるとは限らないのです。だからこそ、言語だけを切り取り学ぶのではなく、文化や習慣も含めて学ぶことが自分のものに出来る方法でもあり、中国への理解にも繋がるのではないかと思います。

また、学期始まりは留学生同士の交流会は多かったように感じますが、留学生と中国人学生との交流の機会がとても少ない印象でした。華東師範大学では、日本語学科がありますが、キャンパスが異なり距離も離れています。もちろん、同じキャンパス内に中国人学生も多くいますが、普段の生活では関わる機会が少ないのが現状です。そのため、出会い方は様々あると思いますが、自分からきっかけを作ることが大事になってくるのではないかと感じます。積極性を身に着けるという意味でもとても良い機会になると思います。

現在は冬休みのため、授業がないですが来学期に向けての勉強、そして下記写真の教材を使ってHSK6級の対策をしています。(宮川穂乃佳 華東師範大学 2019年)

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Ryohei ISHIZUKA京都府日中友好協会 青年委員会青年委員長
日本の最大手通信キャリアに勤務の後、中国系通信キャリアの日本法人に転職。現在は企業向けのグローバル人材育成を支援する会社でコンサルタントとして勤務。 また、若者のキャリア構築に関心があり、勉強している認知科学を応用したコーチング理論を勉強しており、これまで延べ100名以上のキャリアサポートを行なった実績があります。 内閣府主催「日本・中国青年親善交流」事業における2020~2023年研修講師を担当。2024年には日本・中国青年親善交流事業に参加。