中国ドラマでリスニングを鍛える。我的前半生

11月といえば、中国では11月11日が「独身の日」のため様々な商品やサービスが安くなります。

街中のいたるところに「双11」と書かれた広告が多く掲載されており、中国人の友達曰く、独身の人は自分のためにたくさんお金を使いましょうという意味も込められているそうです。日本でも有名な中国企業の「アリババ」が運営するアプリの一つである「タオバオ」でもこのセールが行われていましたが、「タオバオ」は普段からとても安いため、商品にもよりますが実感としては普段の割引とあまり変わらなかったです。だだ、このセールが与える心理的影響は大きく、「年に一度だから、何か買わないと。」という購買意欲に繋がり、日本でもニュースになっている大きな経済効果が生まれる日でもありました。現代中国の流行り・文化の一つでもあると感じました。

中国に来てから、友人に勧められて中国ドラマを観ながら語学学習を行うことが習慣になりました。2017年に中国で社会現象にもなった「我的前半生」というドラマが私にとっての初めての中国ドラマであり、中国ドラマに関心を持つきっかけにもなりました。このドラマは上海が舞台になっており、ストーリーや言葉が比較的理解しやすいものであったため、リスニングの勉強にも活用できました。語学学習において、教科書で学ぶ文法ももちろん大切ですが、ドラマやSNSでの生きた中国語に触れることはその国の「今」を知るためにとても重要であると感じます。語学学習はその国の文化を学ぶことでもあると中国人の友人から教えてもらったことを思い出しました。留学では、その国の生活に触れることが出来る、肌で感じながら言葉の成り立ちや意味を吸収し、自分のものに出来て初めて語学習得と異文化理解が成り立つのかもしれないと感じています。

添付写真は、最近中国で流行っていると友人か連れて行ってくれたカフェのドリンクです。タピオカやフルーツティーももちろん人気ですが、本格的なお茶も人気が高いそうです。(宮川穂乃佳 華東師範大学 2019年)

ABOUT US
Ryohei ISHIZUKA京都府日中友好協会 青年委員会青年委員長
日本の最大手通信キャリアに勤務の後、中国系通信キャリアの日本法人に転職。現在は企業向けのグローバル人材育成を支援する会社でコンサルタントとして勤務。 また、若者のキャリア構築に関心があり、勉強している認知科学を応用したコーチング理論を勉強しており、これまで延べ100名以上のキャリアサポートを行なった実績があります。 内閣府主催「日本・中国青年親善交流」事業における2020~2023年研修講師を担当。2024年には日本・中国青年親善交流事業に参加。