焦りを感じる留学4か月目、いつ語学力は伸びるのか

今月の28日をもって、私が留学を始めてはや4ヶ月が過ぎた。題名にもあるように、留学する前のイメージと現在の違い、予想だにしなかった発見を綴りたいと思う。

まず語学力に関してだが、現時点ではまだまだ目標としている中国語力には達しておらず、正直焦りを感じる自分がいる。中国に留学に来ているのになぜかと問われれば、ひとえに自分の積極性の不足が挙げられる。留学前は学校に行くことが交友関係を広げる手段となり、そこまで自分から積極的に行かねば中国人の友達ができない環境だとは考えていなかった。また、自分の予定では得意なバドミントンを通して交友関係を広げていくつもりであったが、思うようにバドミントンに費やす時間を確保できなかったり、精神的に疲労を感じて行動できなかったりと、そこまで順風満帆ではない。

また、先にも述べたとおり大学の平日のスケジュールがそこまで楽ではないという事も、ぜひ今後北京大学に留学に行かれる方々に知ってもらいたい。自分は正直留学先を決めるにあたって留学先での日常生活の下調べをほとんどしなかったので、来てから驚くことになってしまった。留学先での生活に対して理想などがある場合は、その留学生活が果たして本当に実現可能なのかを考慮する事も留学の準備として重要であると感じた。

今まで主な二つの気づきに関して述べてきたが、この二つに対してどう考察し、どう行動するかがこれから先の留学生活の価値を左右すると考えている。上に述べてきたことは若干消極的な内容ではあるが、これから始まる冬休み中には、中国人の友人の実家に泊めてもらい本場の春節を体験する機会や、西安や成都など自分がかねてから行きたかった都市への旅行など、自分にとっての大きな経験となり得る機会がまだまだあるのも事実である。受動的でもあった今までの留学生活を年末のこの機会に今一度考え直し、これからの留学生活、ひいては日本帰国後の中国語学習にも活かしていこうと思う。(北京大学 中津大介 2019年)

ABOUT US
Ryohei ISHIZUKA京都府日中友好協会 青年委員会青年委員長
日本の最大手通信キャリアに勤務の後、中国系通信キャリアの日本法人に転職。現在は企業向けのグローバル人材育成を支援する会社でコンサルタントとして勤務。 また、若者のキャリア構築に関心があり、勉強している認知科学を応用したコーチング理論を勉強しており、これまで延べ100名以上のキャリアサポートを行なった実績があります。 内閣府主催「日本・中国青年親善交流」事業における2020~2023年研修講師を担当。2024年には日本・中国青年親善交流事業に参加。