北京の食べ物は広州に比べると…

留学前私はすでに何度か中国に行ったことがあったので、正直イメージは頭の中で大体こんな感じかなというのはできていました。しかし、実際に留学してみると、やはり各地域によって違うところが多くあり、この広大な中国を数回の滞在で理解できていると感じるのは早すぎるとも思いました。

まず一つ目は、私は以前に広東省の広州市に短期間留学をしていて、そこと比べるとやはり北京語言大学は学校側がかなりしっかりとした留学生サポートができていると感じました。入学手続き時には各国の言葉が話せる本科の留学生が勢ぞろいし手続きでつまずくことはありませんでした。放課後の時間も平日は毎日中国人の学生が留学生と交流し互いに言語交換をする時間などが設けられていたり週末は学校が手配したプログラムで無料1日旅行に行けるなど、広州にはなかった学生たちが充実した学校生活を送れるようなプログラムがとても多くあり感動しました。

二つ目は食べ物です。広州にいたときは食べ物があまりにもおいしすぎて半年の間に体重が10キロも太るくらいでした。留学前はこの過去の経験もあり、北京の食べ物もすごくおいしくてまた太ってしまうんだろうと思っていましたが、北京の食べ物は寒冷な気候も影響し、塩っぽく、かなり脂っこいものがほとんどで、留学にきて約4か月目の今となっては毎日の脂っこい食事に耐えられず最近では頻繁に日本食や西洋料理を食べに行っています。

また、新たな発見としては、最近中国ではまだクリスマスを祝う習慣はないんだなと知ることができました。日本では10月のハロウィンが終わると同時にお店はもうクリスマス一色になり、町もきれいにライトアップされ歩いているだけでもかなり雰囲気を味わうことができますが中国では全くそういった雰囲気がなく少し寂しかったです。(田中桃子 北京語言大学 2019年)

全面凍った後海

クリスマスに友達と食べたケーキ

ABOUT US
Ryohei ISHIZUKA京都府日中友好協会 青年委員会青年委員長
日本の最大手通信キャリアに勤務の後、中国系通信キャリアの日本法人に転職。現在は企業向けのグローバル人材育成を支援する会社でコンサルタントとして勤務。 また、若者のキャリア構築に関心があり、勉強している認知科学を応用したコーチング理論を勉強しており、これまで延べ100名以上のキャリアサポートを行なった実績があります。 内閣府主催「日本・中国青年親善交流」事業における2020~2023年研修講師を担当。2024年には日本・中国青年親善交流事業に参加。