私は中国に留学をしようと決めてから、日中友好貢献のために取り組みたいと考えていたことが二つありました。
一つ目は現地の人と交流し、友好関係を作ることです。現地の人と接触することで自身の中国に対する理解も深まり、言語能力の向上も期待でき、さらに相手に日本のことを知ってもらうチャンスもできると考えていたからです。
ただ実際はあまり上手くいきませんでした。自分の語学力が圧倒的に不足していたからです。関係を継続させていくことはなかなか難しかったのですが、それでも自分と交流をしたその時だけでも、日本の文化に興味を持ってもらうこと、日本に対する率直な感想が聞くことができたことは大きな収穫だったと思っています。また広大な中国には本当に様々な価値観、文化が存在しているので、交流をする度に自分の中国に対する認識もどんどん変化していったのが面白かったです。
二つ目は自分が中国にいる間にできるだけ多くの日本の友人や家族に来てもらい、中国の様々な面を直接肌で感じ取って理解を深めてもらおうというものでした。いろいろな媒体から情報を得られる便利な世の中ですが、鵜呑みにするのではなく、できるのであれば直接触れてみて、自分で考えて判断していくことが重要だと私は思います。
現地には良い面もあれば、どうなのだろうという面もありますが、そこを含めて、ある友人は、次は中国の田舎の方にも行ってみたいと言ってくれています。他にも両親の上海旅行の感想を聞いた親戚も結局来ることはできませんでしたが、旅行の計画を立ててくれていました。こうしてリピーターを作ることも日中友好への大切な一歩になると思います。
以上が留学中に日中友好に繋がると考えて行ったことです。あまり大きな活動や成果をあげることは出来ませんでしたが、この半年、自分なりに貢献することが出来たと思います。(佐藤大介 東華大学 2019年)